Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2010年9月号 経済学部 S.Y

☆オリエンテーションについて

9月1日から3日にかけてinternational student 対象のオリエンテーションが午前9時から連日午後1時頃までありました。初日は主に大学での過ごし方や大学内の施設、各団体、そして各学部の紹介を事細かくして頂きました。2日目も引き続きメインは学部の紹介で最後に不動産屋の社員さんがルームシェアをしていくうえでの注意事項やマナーなどを説明しに来ました。最終日は模擬授業を軽く開講してもらったり、警察の方が法律や違反行為などについて説明しに来ました。ここで私が感じたことは大学生にもかかわらず、1~10まで事細かくゆっくりと丁寧に説明してくれるのはフィンランドならではなのかな、ということです。日本だったら一瞬で説明されてしまうようなことも、こちらの方は全てに全力投球しているように感じました。このことは今後の授業の時も頻繁に感じるようになります。オリエンテーションの単位については終了後の2週間以内にinternational officeに感想をメールすることで取得できます。

☆環境について(大学施設/サービス、住居、街並みについて)

大学の施設はお洒落でとても綺麗にされています。さすが今年の1月の合併により、規模が大きくなったことを感じられます。施設がとても広いため、授業の合間の移動は基本的に自転車で行われます。その為の駐輪場も各施設の前に設けられています。サービスに関しては、ほとんどの職員さんが英語を話せるので、困ったことがあっても助けを求め易いと思います。食堂のランチはstudent unionという、学生支援団体に加入することで、わずか250円ほどで本日のメインに加えて、パンとサラダが食べ放題と大変お得なセットを特別価格にて買えるようになります。

住居は基本的に必要最低限の家具(ベッド、勉強机、クローゼット、本棚、冷蔵庫)がもともと揃っています。しかしこれだけだとやはり生活が快適に送れない為、個人で必要に応じて購入する必要があると思います。また室内には特別なヒーターが備え付けられている為、長袖1枚でも十分に生活できますし、急いで授業に行くと、汗が出るくらい室内は暖かいです。街並みは思っていたほど田舎町ではないなという印象を受けました。またそれほど大きな町ではない為、自転車があればどこへでも気軽に行けます。もちろんセンターに行けば大きなショッピングモールもいくつかあり、その他にも飲食店やバー、出店なども沢山あります。ただ少し中心から離れると自然しかないという感じです。ヨエンスーはフィンランド語で「河口」という意味なのですが、まさにその通りといった感じで街の中心には大きな河が流れており、その周りは森で囲まれているといった感じです。

☆ヨエンスーの気候、天気とマンションについて

ヘルシンキに到着した時は半袖だったのですが、息が白かったのをよく覚えています。なので半袖は部屋着として数枚持っていれば問題ないと思いますが、外ではまず着れません。9月の間は10度前後をずっと行き来していたので出発直後に日本から冬服を送ってもらい、日本だったら11月か12月くらいの格好をしていました。なのでまだ問題のない寒さです。ただ今年のフィンランドは今までにないほどの寒い冬がやって来るそうなので、去年のマイナス30度を越えるのかと思うと楽しみな反面とても心配です。天気に関しては晴れの日は少なかったように感じます。朝から太陽は出ていますが、快晴などはほとんどなく、常に霧か小雨のようなパッとしない天気が特に午前中は多いように感じました。

マンションに関しては大学の近くは1人部屋、少し離れるとルームシェアをメインとした地区が多いようです。私は今大学から家まで自転車で約20分かかるLatolankatuという地区に他の留学生と3人で住んでいます。(それぞれの部屋は分かれており、鍵もあります。キッチンとバスが共同です。)ここの地区も一つの大きな留学生の地区となっているので週末だけにとどまらず、平日からも留学生同士でにぎやかにパーティが行われています。やはり、暗く天気が悪い日が多いフィンランドでは、1人で住むよりも、異文化の学生と一緒に生活した方が、自分の語学力だけでなく、気持ちの面でも大きな支えになると思います。