龍谷大学グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

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東フィンランド大学マンスリーレポート

東フィンランド大学

2010年12-1月号 経済学部 Y.S

レポート作成経済学部 S.Y

地球の歩き方の表紙にもなっている岩のドーム

☆冬休みの過ごし方について

東フィンランド大学では12月中旬から1月中旬にかけて約1ヵ月の冬休みがあります。

(授業再開時期は履修によって多少前後します)この休みを利用し母国へ帰国する学生もいれば各国を旅行する学生もおり、様々なケースがありました。僕の場合は出来るだけ多くの国へ行こうと計画していたので、そこでの経験談を紹介しようと思います。行った場所は以下の通りです。

神様について熱く語って下さった店長とパシャリ

・フィンランド北部ロヴァニエミ(サンタクロース村やオーロラの観光スポット)

・エストニア(ヘルシンキから船で2時間の小さな国、今年からEUROに加盟)

・イスラエル(キリスト教の聖地エルサレムや死海)

・エジプト(ピラミッドやスフィンクス、砂漠に神殿)

という具合に治安環境も気温も真逆の国へ行ってみて、感じることも多かったです。

数々の場所へ行った中でもイスラエル旅行について書こうと思います。この旅行は2週間に渡り初めて1人で行く旅行でした。治安情勢が必ずしも良いとは言えない、これらの国をどうして選んだのかというと最大の理由は、2年前に京都で偶然仲良くなったイスラエル人の友人と再会を果たすことでした。両親からも許可を得た上だったので気持ちは晴れやかでしたが、現地では何か事件や事故に巻き込まれないか常に緊張感を持ちながらの旅となりました。結果的に大きなトラブルに巻き込まれる事も一切なく、平和な旅行を送れた事を当たり前と捉えずに、奇跡的なことだったなぁとテロのニュースを目にする度に感じています。

それでは早速イスラエルについてです。まずこの国の国際空港は世界一安全な空港と言われています。その答えは空港に降り立った瞬間の雰囲気から読み取る事が出来ました。空港の至る所に数え切れない程の警備員が等間隔で配置されていたのです。そして彼らの手には拳銃が常に構えられていました。日本で生まれ育つと平和である事が当たり前に感じていましたが、その価値観が一気に崩れた瞬間でした。入国審査も予め調べてはいましたが、厳しい質問が飛び交いました。「どうして来たのか、どこから来たのか、どこへ滞在するのか、その友達は何をしているのか、武器はもっていないか」、どの質問も疑いの目で高圧的に聞かれました。無事に入国審査は乗り切りましたが、1週間後の出国審査は比較にならない程厳しいものだったので、それについては後述します。

荷物を受け取り、解放気分で外に出ると、そこにも多くの警備員が配置されていましたが、彼らがいる限り安全なはずだと割り切ることでヒヤヒヤすることもなくなっていきました。空港から友人の住む街まで電車で約1時間の距離でしたが、駅へ入る時も空港のセキュリティチェックのように手荷物を全てゲートに通さなくてはならず、とても驚きました。このチェックは駅だけでなく、大型バスステーションやショッピングモール、ホテルなどほとんどの施設においても実施されていました。

友人の住むハイファという街はイスラエル第三の都市であり、北には山が、南には海が広がり、自分が生まれ育った神戸の街のようでした。この時期、現地の気温は約15度で彼らは冬だから寒いと言っていましたが、フィンランドから来た僕にとっては南国のような感じでした。

感動の再会を果たしてから約2日間ハイファの街を色々と案内してくれたり、現地の友人達を集めてくれて歓迎会を開いてくれました。イスラエルの人々はオープンな雰囲気でとても人当たりのよい方々ばかりでした。私たちはメディアからの情報のみでその国を判断してしまいがちですが、やはり先入観だけでなく、現地の空気を身をもって感じる事は大切だなと思いました。(さすがに危険だと報じられている地区には踏みこめませんでしたが)

ハイファで5日間滞在している間にテルアビブ(首都)・アッコー・ナザレと各都市も巡りました。残りの2日間はエルサレムに移動し、龍大生らしく宗教の勉強も少なからず取り組んできました。宗教色の強い建造物に多く触れることにより、日本へ旅行に来られる外国人が寺を観光されている時と似たような気持ちを感じました。

ラクダに乗る警察

毎日が本当に楽しくてあっという間にエジプトへ移動する日になってしまったのですが、最後の難関であった出国審査でこの国の厳しさを再び感じることになりました。搭乗の3時間前からセキュリティチェックを受けたにも関わらず、全ての手続きが済んだのが搭乗開始時間の約15分前でした。この約2時間45分の間に数名のセキュリティスタッフから同じ内容の質問を散々受け、質問が終わると次のスタッフ、また次のスタッフとたらい回しにされました。「どうしてその航空会社で来たのか、滞在中誰とどこで何したか、荷物のパッキングはいつどこで誰と行ったか、何か見知らぬ人物から物を預かっていないか」その他、お前は何者だと言わんばかりの表情で質問を受け続け、挙句の果てに別室へ連れて行かれ、自分の荷物を全て事細かくチェックされました。最終的にパソコンのバッテリーに何かの異常が見つかった為、一緒に持っていくことは出来ないと言われました。出国審査もリラックスして乗り切ろうと思っていましたが、さすがに少し堪えました。しかし最終的に、それはそれでいい経験となりました。国の事情は仕方ないですし、それも覚悟の上でした。とにかく沢山の勉強をさせてもらいました。

初めての1人旅でしたが、多くの経験をして、多くの人に支えられて無事にフィンランドまで帰ってくることができて本当に良かったです。また旅行中にイスラエルだけでなく、エジプトでも多くの友人が出来、一生の財産となる旅でした。この旅行を自分の留学生活の集大成として、残りの時間を大事にし、精一杯勉強と思い出作りに励もうと思いました。

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