Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2014年1月号 国際文化学部 F.K

・授業について

東フィンランド大学の授業は、日本と大きく異なります。まず、こちらに来て初めに驚いたのは、授業の時間割が固定でなく授業によって曜日や時間も異なり、週の授業回数も変わります。これにより、いくつかの授業がかぶってしまう場合もあり、その時は先生に相談し、一つの授業に参加し途中で抜けて他の授業に行くこともあります。授業によって1回ごとの時間数も異なり、1時間のものから4時間のものまであります。また、授業の方法もいくつか種類があります。日本のようなLecture方式のものや、グループワークなどで進めていくSeminar、すべてオンラインで行うWeb Course、自分で指定された本を読んで試験を受けるBook Exam、この他にもExercise Courseなどがあります。私が取っている授業の中からいくつか紹介します。

Introduction to Finnish School Life

この授業は、現役の小学校の先生をしている講師が担当でした。10回ほどのLectureと、実際に小学校の授業を見学するObservationが約25回、この他にも小学校の給食を食べたり、朝礼で各国のクリスマスの文化を紹介したりと、とても楽しく受講することができました。この授業は2単位と3単位で分かれており、自分で選ぶことができます。3単位取得したい場合は、授業の最後にEssayPresentationをすることが必要になります。

Cultural Heritage and Craft Education

この授業は、フィンランドのクラフト教育やTablet WeavingRyaと呼ばれる伝統的なものを実際に作ったりしながらフィンランドの文化を学ぶことができます。今期は日本人学生が9人とドイツ人の学生1人、フィンランド人の学生が7人います。Ryaを作る際は、基本的にフィンランド人の学生とペアになって進めていきます。普段、あまりフィンランド人の学生と話をする機会がないので、この授業中に作業をしながらたくさん話をします。すると、4時間続きの授業もあっという間に過ぎてしまいます。制作した作品は持ち帰ることもできるので、思い出としても取っておくことができ、おすすめです。

・余暇の過ごし方

休日の過ごし方についてですが、夏の間はフィンランドに到着したばかりということもあって、よく散歩に出かけていました。川岸や森の中など、とても自然が美しいので気分をリフレッシュするにはお勧めです。最近は、気温がマイナス20℃近くになることが多く、外に長くいることが難しいので家の中で過ごすことが多いです。その時は、課題で一日つぶれてしまうこともありますが、基本的にはパソコンで映画を見たり、大学の図書館で小説を借りて読んだりしています。先日の土曜日には映画館に行って映画を見てきました。映画の字幕がフィンランド語とスウェーデン語、両方表示されていたことに驚きました。冬休みなどの長期の休みには、ヨーロッパを旅行することもできます。私は、冬休みにドイツ、チェコ、フランス、イタリアに旅行に行きました。いろんな国に行って、実際にその国の文化を体験して、とても充実した旅行になりました。旅行に行く際は、当たり前のことですが、治安や交通機関の乗り方などその国について詳しく調べておくことをお勧めします。


凱旋門