Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2017年2月号 国際文化学部 L.U

 

試験について

私が所属している教育学部にはテスト評価、レポート評価、またはどちらかの評価方法を選べる授業があります。留学生が教育学部で履修出来る授業は元々テスト評価が少ないように感じます。実際私も一度しかテストは受けていません。その授業は全ての学部の留学生が履修出来るSurvival Finnishというフィンランド語の授業でした。先生により内容は少し異なるみたいですが、難易度はあまり高くなく、40分ほどで終わるリスニングとライティングのテストでした。自信がない場合ややむなくテストを受けられなかった場合でも再テストの日が設けられているので安心です。評価方法を選べる授業は大抵レクチャーが少なく、本を読んで学ぶタイプです。レポートを選んだ場合グループでレポートを仕上げたり、読んだ本についてディスカッションをしたりします。テストを選ぶと指定された数冊を読みテストを受けます。一学期に渡ってテスト日が数日あるので自分の勉強ペースで日を選ぶことが出来ます。テストが行われている限り再テストも可能です。レポート評価の授業に関してはレクチャーがある場合あまりページ数は多くないのですが、レクチャーがないウェブコースでは15ページ必須の物もあります。教育学部の授業は答えのないコンテンツについて学ぶことが多いのであまり心配しなくても大丈夫です。

フィンランド人の高校卒業後

先日就職イベントがあり、興味があったので覗いてみました。仕事の内容は清掃やコスメの販売等で、高校卒業前後の参加者が多いように感じました。フィンランドでは普通の高校より職業訓練校が人気らしく卒業すると就職して自立する人が多いみたいです。実際学校外で出会ったフィンランド人の友達もみな職業訓練校を卒業し就職しています。欧州ではシェアルームの文化があるので自立しやすいのではないかと思います。また、物価が高いフィンランドですがその分お給料も良く、友達は1200〜2000円ほどの時給でした。大学進学率は調べたところ68%と出ました。ヨエンスーではもう少し少ないように感じます。また、大学は無料と言われていますが実は入試で高得点を取った学生のみでした。お金を払えば入学も出来ますがそこまでして勉強したくないと友達は言っていました。高校まで全て無料で教育を受けてきた背景があるからこそなのではないかという気がします。男性は19歳になると半年から一年の間軍隊に入るルールがあります。もし嫌であれば国のために一年間無料で働くことになります (軍隊では少しだけお給料が出ます)。そして仕事がない人は国から補助金が出ます。1人暮らしでなければ充分生活出来る額で驚きました。