Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2017年3月号 法学部 Y.N

・この留学を振り返って

私自身まず海外に行くことが初めてで不安だらけでした。飛行機の乗りかえ、友達との合流、日本語の通じない国で問題なく生きていけるのか。期待よりも不安だらけで始まりました。しかし周りのサポートや日本人の先人たちが詳しく日本とドイツの違う制度など教えてもらい少しずつ慣れてきて、また自分の中の経験値や度胸がついてきて早くも留学して自分の変化に気づきました。また自分の価値観を大きく変えられたのは、日本では人に迷惑をかけることはもちろん、少し人とずれたことをすれば人は変な生き物を見る目で見ますもちろんずれたことをする度合にもよります。しかしドイツ人は少しずれたことをしていても自分に無害ならそこまで変な目で見てきませんし、むしろ寛容的です。ある一例とすれば、友達が手続きの手違いで寮からアパートに引っ越す際、IKEAに冷蔵庫を買いに行きました。送料をケチるために友達がバスと路面電車で帰ろうと言いました。私はこんなものを持ちこんで大丈夫かな、と思いましたが。すいていることもあって、運転手がかっこよく乗っけていきなと言ってくれたのでそのまま乗せ、また路面電車の際は知らないおじさんが下す時に助けてくれました。ドイツ人は規則に固いと言われていますが、このような別に他人に迷惑をかけない程度なら臨機応変に融通をきかせてくれます。このようにヨーロッパは個人主義的なところが多く、すごいものを持ち込んでいるなとおもう時なども邪魔にならなければそこまで変な目で見る人もいなければ、面白いこと押している人には気さくに話しかけて談笑している人もいます。友人関係に関しても、俺は嫌われているなど気にする人は多く、いじめなど日本では多いですが、ドイツでは基本嫌われていることを受け入れ仕方ないと思い合わない人とは無理に合わせない干渉しないといったことがありさっぱりしているなと思い私自身もその方が楽に見えたのでそうするようにしました。このようにドイツ人たちに囲まれ彼らの行動、言動などを身近にしていると合わせてしまうことがありますが、いい点が多いと思えばそのまま残し、やはりこの慣習は受け入れにくいと思ったものはドイツ人がやる分には何も言いませんが、私はしようとはおもいませんでした。私自身この留学を通して、日本にいたらできないような思考の変化をすることができました。初めは留学したいと思った時に何の計画もなくテストを受けて、受かって。親も本当に行くとは思ってなかったらしく否定的でしたが準備を進めていくうちに親もサポートしてくれるようになって何とか留学しました。私の人生で有言即実行できた人生で貴重な経験になりました。

・帰国後について。

帰国した後もドイツ語は継続していこうと思います。また就職先に関してですが、できればドイツにまた駐在員として帰ってこれる職場に就こうと思っています。日本に帰り時間がたつにつれて、日本が心地よく感じるか、ドイツにまた帰りたいとなるか今の段階では言い切れませんが、選択肢を残せるように頑張っていこうと思いました。またこれを機にできた友達も多く、日本にいる友達たちとはまた違った特別な存在になりましたので、死ぬまでに何回会えるかわかりませんが、時々現状報告などしていける関係を保ちたいともおもいました。