Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2013年7月号 社会学部 A.F

治安、危険を感じたことトラブルについて

普段日常で怖い思いをしたことは今のところありません。道路には落書きやごみが点在し、すべての人が規律と秩序を守っているとはいえませんが、治安は非常によく安全な国であると言えます。日本ではそれほど多くは見られない光景ですが人に宗教の勧誘や小銭と食べ物を路上で要求され、多少対応に困ることはあります。しかし脅迫されることはないので、丁寧に対応すれば何の問題もありません。

ただ外国でトラブルに巻き込まれた際に、我々外国人が不利な立場に追い込まれやすいことは明白ですので、必要最低限の注意は払っておく必要があります。常に警戒する必要はありません。荷物を放置しない等の日本でもやっているような事を心がければ十分です。

またドイツは親切な人が多く、何か困った事やわからない事が出来た際に尋ねると快く手を貸してくれます。旅行先のドレスデンでトラムの券売機の料金表に自分の目的地がなかなか見つからず、困っていたところを通りがかった人に助けてもらいました。料金区間を教えてくれるだけでも十分助かったのですが、何番のトラムに乗るのか、それは何分後に来るのか等教えてくれました。時には口頭で教えるだけでなく先導してくれる事もあるので、その親切心には驚かされます。日本で外国人に道を訊かれた際に私は日本人としてこれほどまでに暖かく丁寧に対応できるでしょうか。ぜひ見習いたいものです。


自由テーマ:夏の旅行その1・準備から出発へ

私はドイツで行ってみたいところがいくつかあり、この夏休みを利用して周遊する事にしました。数か月前からいくつかの町を候補に挙げ、旅費や行程を踏まえて悩み、1週間でドイツ5都市と周辺をめぐる旅行計画を立てました。

宿泊施設は主にユースホステルを使います。どの町にもあり、基本的にアクセスの良い位置にあるので便利です。部屋は他の利用者と相部屋が基本です。多くの場合朝食がついていますし、施設内にプレイルームがあったりと充実しています。

主な移動手段は鉄道を想定しました。そこでドイツ国内の周遊に欠かせないアイテムとして頻繁に旅行雑誌で挙げられるジャーマンレイルパスというものがあります。国内のICE特急を含むDBの電車が一定期間内乗り放題になるチケットです。私も利用してみたかったのですが、残念ながら旅行者専用のサービスで、すでにビザが発行されている在独外国人である私には適用しませんでした。旅行雑誌はあくまで旅行者向けであり滞在者には必ずしも有効ではないようです。

それでは全ての行程を正規料金のチケットを買わなければならないのかと言えば、そうではありません。ドイツ鉄道DBはあらゆるサービスを用意しており、うまく利用すれば十分にリーズナブルなチケットを手に入れることができます。調べてみると非常に多彩で面白いので一度検索してみる事をお勧めします。私はチケットの事前購入割引を利用しました。

また鉄道で5時間を超える長距離の移動は空路を使うと時間短縮ができます。例えばエッセンからドレスデンに向かう場合ICEでは6時間ほどかかりますが、飛行機では1時間です。たった1週間で複数都市をまわる計画ですので、移動時間の短縮は重要です。

約2か月前からこの旅行に向けて計画を練り、準備を進めていきました。来月号は旅行の内容を書いていきます。

空路を利用して効率的な旅を実現