Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2013年5月号 文学部 M.M

環境について

私の寮はAuf der Unionです。徒歩圏内にスーパーも大型ショッピングモールも、IKEAもあり、最寄駅のUniversität Essenまでは30秒くらいで行くことができ、大学も近く、ドイツらしい美しい町並みという訳ではないけれど、生活するには便利な立地で満足しています。部屋は私を含め4人でルームシェアしています。二つのトイレ、お風呂、キッチンが共有で、共有スペースは一週間ごとに交代で役割を分担して掃除をするルールになっています。一緒に住んでいるスペイン人、アルバニア人、ドイツ人との日常会話はほとんどが英語です。特に問題もなかったのでこの部屋に一年間住もうと思っていたのですが、最近ルームメイトが部屋でモルモットを5、6匹放し飼いにしていることが分かり、私は動物アレルギーがあるので寮の引っ越しを決めました。Studenten werkに引っ越しの相談に行った際に事情を説明すると、もともと寮では動物を飼ってはいけないそうですごく驚いていました。寮を移る際には手数料として40ユーロかかります。そして、ウェイテイングリストに名前を載せてもらえますが実際に引っ越しができるのは2、3か月先になるそうです。また、ルームメイトと上手くいっていないなど人間関係を原因としても引っ越しは可能なようです。

 

外国語でのコミュニケーションについて

日本人の話す英語は総じて糞であると自慢げに語る日本人に会った。主旨はよくわからなかったが、日本人の英語はとにかく駄目であると力説していた。では、完璧な文法で完全な発音で相手に何かを伝える事ができなければ、外国語は話せていないのだろうか。私はこの認識は正しくないと思うのである。言語とはコミュニケーションの手段の一つであるのだから、大切なのはどんな形であれ相手に伝わるかどうかなのであり、相手に伝えたい何かがあるかどうかなのではないだろうか。ドイツに来てから様々な国の人たちが話す英語をたくさん聞いたが、それぞれの国には特有のアクセントがあり文法も完全ではない場合が多かった。しかし、私たちはコミュニケーションをとることができるのである。伝えたいことがあり、それを相手に伝える事ができる。コミュニケーションの問題はそれ以上でもそれ以下でもないのではないだろうか。一人で机に向かって教科書や辞書を使って勉強するドイツ語、英語ではなく、実際にコミュニケーション手段として使われている生きている言葉として外国語を肌で感じて学ぶことができるのが留学のメリットの一つであろう。また、コミュニケーションは相手がいて初めて成り立つものであるのだから、一年間という限られた機会を最大限に利用して糞であろうとなかろうと、積極的に臆することなく外国語を話さなければならないと思うのだ。