Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2013年4月号 社会学部 A.F

オリエンテーションについて

オリエンテーションはすべてドイツ語で行われました。一応、ドイツ語か英語かを多数決するのですが、圧倒的支持によりドイツ語での説明になりました。そこでは学生証の使い方などの説明がありました。実のところ、私がしっかり聞き取れたのはその部分だけなので、他にどの様なことを言っていたのかはわかりません。言い訳をすると、ちょうど話者の真後ろに座っていたため、彼女の表情や手振り、フリップが全く見えず、完全に音声だけで判断しなくてはならなかったのです。言葉とは不思議なもので、音声だけでその意味をくみ取ることは難しく、それが外国語ともなると困難を極めます。ほかの内容はおそらく授業の取り方などについてだと思います。前期中にいくつか大学の授業をとろうと思っていましたが、これによって自分の語学力に完全に見切りがついたので、語学学校の授業をとる決意をしました。今期は自分のドイツ語を基礎から固めていき、自分の口からドイツ語が自然に出るようにすることを目標とします。

オリエンテーションの主催はTutoren Service Centerで、ここは留学生向けにいろいろなアクティビティを提供しています。毎月それぞれエッセンとデュイスブルクで1回ずつ、計月2回Stammtischという飲み会を開いています。他にも文化交流イベントや旅行など、留学生バディを提供しているのもここです。

オリエンテーションとは別の日にバディミーティングがあり、そこでも簡単に授業の紹介がありました。プレゼンテーションの後、バディとの顔合わせがありますが、それ以前に会うことができます。実際、私はドイツに到着した直後にバディと会い、切符の買い方を教えてもらい、大学まで一緒に行き、キャンパスを簡単に案内してもらいました。

 

自由テーマ;言葉について

オリエンテーションでは自分のドイツ語能力の低さゆえに非常に苦労しましたが、英語がある程度わかれば生活にほとんど支障はありません。もちろんドイツ語ができることに越したことはなく、その方が何事もスムーズに行えます。私は入寮の手続きに問題があったので、交渉やプランBを考える際にドイツでの勝手がわかる第三者が必要だと考え、バディや東アジア学科の方にいろいろ手伝いと付き添いを頼みました。そして彼女達のおかげでなんとか寮に入ることができました。何事もなければ、一人でも十分にそれらの手続きは行えると思います。入寮の後でドイツでの銀行口座を作ったり携帯電話を買ったり、ビザを申請したのですが、簡単なドイツ語と英語でなんとかなっています。

しかし、時としてドイツ語の必要に駆られる時があります。諸手続きの際はさほど問題ではありません。その時というのは、人と友好を深めるコミュニケーションのときです。寮から最寄駅のEssen Steeleまでの間でよく会う、犬を連れた近所の人と顔見知りになりました。近道を教えてくれたり、大荷物だと気遣ってくれたりするとても良い方なのですが、私がドイツ語を話せないばかりに十分に会話をしたことがありません。私のエッセンでの初めての友達であるバディともドイツ語で話したいと思いますし、生活をしていく中で出会った人々ともっと関わろうとするとどうしても自分の言語力の低さが悔やまれます。語学学校は5月から始まるので、それまでの間はドイツ語を復習して万全を期したいと思います。