Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2013年10月号 社会学部 A.F

MuenchenHBF
ノイシュバンシュタイン城中庭から余暇の過ごし方

休日は読書をしています。デュッセルドルフの本屋で買った歴史の本です。ドイツ語なので辞書を引きながらゆっくり読んでいます。写真が多いのでページをめくるだけでも楽しめます。7月の終わりに行ったホーエンツォレルン城、そしてプロイセンに関する内容なので旅の復習にもなります。いずれサンスーシ宮殿にも行きたいので、それまでには予習として読み終えておきたいです。

今は日の入りが遅く、寒いので行かなくなりましたが、ときどき朝に散歩に出かけていました。寮から30分ほど歩くとルール川に出ます。川辺の公園の森にはウサギが住んでいます。私が確認する限りでは少なくとも五羽以上いるようです。水面をしばらく眺めて満足したら帰ります。また寮の近くに広大な牧草地があり、地平線が拝めます。ちなみにドイツの公園には大抵どこかに卓球台があります。ドイツと言えばサッカーのイメージなのですが卓球も意外にポピュラーなのかもしれません。

日本では休日によくお菓子を作っていました。しかし寮にオーブンが無いのと、頻繁にキッチンを使うとルームメイトに咎められるので控えています。私の趣味を満足に遂行できない事は非常にもどかしいです。

基本的には自室でゆっくり過ごしています。休日は街も休んでいるので、時間が静かに流れて心地よいです。

 

自由テーマ:バイエルンチケットでの旅行1

9月末から10月初めにバイエルンへ旅行しました。7月の旅行ではひたすらに英語を使っていたので今回は英語禁止です。デュッセルドルフ空港で手のひらサイズの英独辞書を購入し、旅の供としました。9月下旬から10月初旬のドイツ、特にバイエルンといえばオクトーバーフェストです。9月になるとエッセンの店ですらオクトーバーフェスト関連の商品が店先に並びます。今回の旅行の行き先はミュンヘンのオクトーバーフェストはもちろん、フュッセンのノイシュバンシュタイン城と全てバイエルン州内なので電車で移動する際はバイエルンチケットを利用しました。バイエルンチケット及びランダーチケットは特定の州内の特急以外の電車が終日乗り放題になるチケットです。

初日はフュッセンに行きました。オーストリアとの国境付近にありミュンヘンから2時間ほど牧草を食む牛達をRBの車窓から眺めていると着きます。ノイシュバンシュタイン城はフュッセン駅からバスで数分のところにありました。山の頂上にそびえ立つ純白の城で、ルートヴィッヒ2世の空想世界を具現化したものです。麓からの見え方、崖とのコントラスト、木々の生え方、全方向どのように見ても幻想的で美しく見えるように設計されています。美しさの表現の為だけに作られた城なので実用としての機能は疑問視されるところで、内部にどういう訳か人工の洞窟があり、実際に王がこの城に居を構えていたのは百日程度です。冠を模したシャンデリア、中世の王達を神のごとく称える玉座の間、壁一面に妖精の物語が描かれる王の寝室など内装の細部に至るまでの芸術的こだわりに圧倒されました。

二日目以降は来月号に続きます。