Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2012年8-9月号 文学部 A.H

旅行(ノルウェー)

ノルウェーの首都オスロとベルゲンと言う港町を観光しました。ノルウェーはクローナというお金で、物価が高かった印象がありますが日本円と比べるとそうでもないのかもしれません。ドイツでの生活は食料や家賃が安いので、クローナの感覚は日本に近かったと思います。

主な見どころはムンクの絵が所蔵されている美術館、フィヨルド、新鮮な魚です。ムンク美術館と国立美術館のどちらにもムンクの有名な「叫び」があり、どちらも見てきましたがムンク美術館の絵の方が明るい色彩の「叫び」でした。国立美術館の方は写真撮影が禁止されているので、記念に撮るのならムンク美術館です。オスロ内の観光はオスロカードを買えば電車やバスが一日乗り放題になり、美術館や博物館が無料、または割引になりとても便利でした。フィヨルドはオスロ‐ベルゲン間を列車や船で移動するチケットを購入し、間近に見ることができました。特に船はデッキに出るとどこを見てもフィヨルドが広がっていて圧倒されるような景色でした。魚に関してはサーモンがよく食べられているようで、スーパーやレストラン、パン屋のサンドウィッチの具に入っているのも見かけました。ドイツでも魚はありますが、フライやカチカチの冷凍で売っていることが多いので、おいしい魚が食べられるということもノルウェーの魅力だと思います。

 

 

近郊旅行(NRW)

NRW内は学生証で乗り放題なので、日帰りの旅行に行ってきました。Xanten、Soest、Aachen、Münster、DortmundのうちXantenとSoestは「地球の歩き方」には載っていませんが、とてもよい街でした。

訪れた街で私が一番気に入っているのはSoestです。いくつも教会があり、そのどれもが淡い緑色の外装をしていて特徴的でした。中のステンドグラスも鮮やかなものが多く斬新なデザインがとても印象に残っています。昼頃に訪れた教会では日の光がステンドグラスを通して床に差し込み、色鮮やかな映りこみを見ることができました。また水源が近い街なのか澄んだ川が至る所に流れ、涼しげな景色です。趣のある小道もいくつも遍在しているので散歩にもいい街だと思います。この時期は毎年お祭りがあるらしいのですが、残念ながら訪れる前の週にあったようでした。昔の格好に仮装したお祭りで、とても盛り上がるそうです。

どの街もとてもよかったのですが、日曜日に行くと寂しい風景になってしまいます。ゆっくり町並みを眺める分には良いのですが、活気があるほうが楽しめると思います。特にAachenに日曜日行くと見事に店が閉まっていて、少し残念でした。それはそれで、レストランでゆっくり時間を潰せました。日曜日はたいていどこに行ってものんびりした雰囲気です。

 

 

余暇

tagebuch

ドイツのEssenに来てから日記帳をつけはじめ、最近一冊目が終わりました。紙に毎日つけるという習慣は確かに面倒です。続けられそうにないとはじめは思いました。しかしつけ始めると、書いていないことが気になり、案外習慣として定着しました。日記をつけることが趣味と言えるほど毎日書いています。書いている内容は本当にたいしたことではなく、つまらないことばかりですが、読み返すと忘れていることも多く記録として役に立っている気がします。私はペンで毎日交互に色を変えて書きます。もちろん消えないのでパソコンで書くように切ったり貼ったりできず、書いてしまった後であんなことを書くべきではなかったと思うこともあります。けれども私の場合パソコンで書く時、たいてい削りすぎて本当に書きたかったことも削ってしまっているようにも思います。修正しづらいことは欠点でもありますが、ありのままを残せるという点は紙の利点だと思います。

日記は日本語で書いているのでカフェや電車など人目につくところでも読まれるということを気にせず、どこでも持ち歩くことが多いです。また、買ったものの値段を記入したりするメモにも使っていて、お金の収支の管理に役立っています。

他の空いた時間は安くアクリル絵の具が売っていたので、旅行した時の写真をもとに絵を描いています。絵を描くことは時間がかかってしまいますが、完成したものを殺風景な壁にかけるとちょっとした達成感が得られます。ドイツに来て日本でやっていた趣味ができないので、その代わりに楽しんでいます。日本に居るときはたいていデジタルで描いていました。わざわざ絵の具を使って描くのは高校時代を思いだし、懐かしい気持ちになります。