Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2011年6月号 経営学部 K.T

日本から持ってきたら良かったと思うもの

Essenの近くには、Düsseldorfという、ドイツで1番日本人が多く住む街があります。そこには、日本食レストランだけでなく、日本食スーパー、本屋さんまであります。日本が恋しくなったらそこでなんでも手に入れることが出来るので、わざわざトランクに入れて持ってくる必要はないかと思います。

私の母は薬を郵送してくれました。しかし、関税で全て没収されてしまったので、必要な薬は郵送ではなく、トランクに入れて持ってくると良いと思います。

自炊が多くなると思います。私は、菜箸と普通のお箸をDüsseldorfで買いました。これくらいはトランクに入れても重さの支障になることはないと思います。日本人にはやはり、菜箸が1番使いやすと思います。

先ほども言いましたが、本も手に入ります。しかしもちろん割高です。ヨーロッパの観光本は持ってきたらよかったと思いました。ドイツの本屋さんにも観光本は売っています。私も買いました。しかし、日本の観光本のように、写真や地図が多く載っているものはありません。文章が多く、載っている地図は、なぜか全国地図のようなもので、細かいものではありません。薄い観光本でも持ってくると良いと思います。

持ってきて本当に良かったと思うものは、洗濯ネットです。ドイツの洗濯機は、基本的にお湯で洗います。水洗濯を選べる洗濯機もありますが、寮の洗濯機は90℃・60℃・40℃の3段階です。そして、超強力です。私は、以前ヨーロッパに留学していた友達に、洗濯ネットを持って行くことを勧められていたので、多く持ってきました。ほとんどの洗濯物をネットに入れて洗っています。衣服を長く持たせるには、洗濯ネットは必需品だと思います。

 

現地の学生、友人について

ヨーロッパ人はもちろんですが、トルコ、中東などヨーロッパに近い国の学生が多いです。東アジア研究学部があるので、アジアの学生も多いです。アジア人系の学生のほとんどは中国人学生です。

Duisburg-Essen大学には、龍谷大学の他に、独協大学からの日本人留学生がいます。独協大学の学生と、東アジア研究学部で日本語を勉強している学生たちと、週末などよく集まります。日本語学科の学生は、みんな日本に留学した経験を持っているので、日本語がうまく、日本人の性格も理解してくれています。日本語での言い回しと、ドイツ語での言い回しは違うことがよくあります。日本語ではこう言うけれど、ドイツ語ではこう言うという質問が出来る環境はとても助かります。

日本とは違い、友達で集まる時は、友達の友達を連れてくることが多くあります。その際、日本語を話せないドイツ人とも知り合え、友達になる機会があります。いろいろな国籍の学生がいたり、何カ国語も喋ることが出来る学生と出会えたり、とてもおもしろい出会いだと思います。

 

自由課題「ごみについて」

ヨーロッパは、日本に比べて、環境問題に積極的に取り組んでいます。ドイツも環境先進国と言えるでしょう。ドイツで、緑・白・茶色の色分けされたごみ箱の写真が、中学校の社会科の教科書に載っていたことを鮮明に覚えています。その時から私は、ドイツは環境配慮に取り組んでいるというイメージを持っていました。

実際にも、もちろんありました。色分けされた大きなごみ箱が道に置いてあり、緑・透明・茶色の瓶を仕分けしながら入れます。古紙専用のごみ箱もあります。学生寮だからなのか、寮では、ごみの仕分けはそれほど厳しくはありません。しかし、駅に設置されているごみ箱は、4種類に区分されています。

日本では、ごみ箱の撤去が進んでいて、駅なかのごみ箱も少なくなっています。しかし、ドイツでは街の中の信号機や街灯の下など、いたるところに多くのごみ箱が設置されています。とても便利だと思いましたが、逆に街中にごみ箱が少なくても、落ちているごみが多くない日本も特別かなと感じました。

おもしろいと思ったシステムは、瓶ビールの瓶や、ペットボトルなどの、デポジット制度です。ビンビールや、ジュースなどを買う時に、商品の値段に加えて、25セント多く支払います(1.5lペットボトルの場合)。しかし、後で空になった瓶、ペットボトルをスーパーに持って行くと、その25セントが返ってくるというシステムです。