Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2011年11月号 経営学部 T.K

この1年を振りかえって

本当にあっという間の1年間でした。少しづつ手続き等の留学準備を始めた1年前から、気がつくとドイツ生活9か月が経とうとしています。ドイツに来る前と比べ、語学力の変化はやはり感じます。しかし、私の語学力は本当にまだまだです。生活する中で、少し成長したかなと嬉しくなった後には、本当にまだまだだと落ち込む日々の繰り返しです。

この1年間を振り返り思うことは、日本にいたときやはりもっと準備しておけば良かったということでした。正直私は、ドイツ出発前、全くと言っていいほど勉強していませんでした。語学学校や寮の手続きに追われ、それだけでどこかドイツの準備をやっているという気になっていたのだと思います。それでも生活してこれましたが、残された留学期間が少なくなってきている今、とても後悔しています。限られた留学生活を良いものにするためには、出発前にどれだけ準備を行えるかだと感じます。ドイツに来てから始めるのでは、時間がもったいないです。

ヨーロッパに来て感じることは、喋った者勝ちです。恥ずかしがっていたり、躊躇していると、もう周りにおいて行かれます。日本人はこういう性格の人が多いと思います。私もそうです。しかし、間違えたり相手に伝わらず、悲しかったり、恥ずかしくなるよりも、喋らずに成長出来ないことの方が後悔します。私も後悔しています。その分、残された時間で今までの9カ月分以上成長したいという気持ちで、残りの3ヶ月間頑張りたいと思っています。

 

帰国後の予定

私は、帰国後すぐに就職活動を始めます。就職活動で、私のこの中途半端な語学力、そしてドイツ語が役に立つとは全く思っていません。それは、留学前から覚悟していたことです。しかし、この1年間が、就職活動や今後に意味のないものであったとは、全く思いませんし、意味のないものにするつもりもありません。この1年間、語学力だけでなく、考え方にも変化が生まれました。就職活動に語学力は活かせないと思いますが、この1年間の経験や、経験から身に付けた度胸を就職活動に活かしたいと思います。

そして、ドイツ語をさらに磨きたいと思います。ドイツにいなくてもドイツ語を伸ばすことは自分の意思次第だと思いますし、この1年間を無駄にしないためにも、勉強するつもりです。また、ドイツや、ヨーロッパにきて感じたことは、英語の重要さでした。他の国の人と話をするために、英語が話せたらと何度も思いました。日本語から英語ではなく、ドイツ語から英語を考えてみたいと思っています。

 

自由課題 Weihnachtsmarkt クリスマスマーケットについて

10月の半ば頃から、スーパーにはクリスマス商品が並び始めました。そして、11月3週目からEssenではWeihnachtsmarktが始まりました。11月4週目の日曜日今年は27日から、Adventが始まりました。Adventとはクリスマスのための4週間の準備期間のことです。全ての街で本格的にWeihnachtの準備が始まりました。

11月に入り、1日の日照時間は日に日に短くなってきています。夏とは本当に正反対なので、とてもさみしく感じます。しかし、Weihnachtsmarktは本当に気分が上がります。それぞれの街でひらかれていて、大きなツリーが立てられています。ピカピカというよりも、ほんわかした暖かい光が、広場や通りに広がり、本当にきれいです。ドイツでこの時期がおすすめされる理由がよくわかりました。

シナモンの甘い香りが広がり、寒い中いろいろな場所で、グリューワインを飲んだ人々が、Weihnachtsmarktを楽しんでいます。1週目ですでに、Essen・Dortmund・Düsseldorf・Kölnに行ってきました。どの街も本当に素敵で、歩いているだけでも楽しめました。クリスマスまで続くので、日本では味わうことのできない雰囲気を、いろいろな街のWeihnachtsmarktへ行き楽しみたいと思います。

Dortmundのクリスマスツリー