Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2018年8月号 国際文化学部 M.Y

1. 治安・危険を感じたこと・トラブルについて

これまでも何度か紹介しましたが、意外なことにスロバキアはとても治安が良いです。おそらく東京、大阪、福岡と同じくらいの治安だと思います。スリや置き引きの被害なども聞いたことがないです。夜も女の人が一人で出歩いても大丈夫です。

危険を感じたことは今回の留学では無いです。ただ前回留学していた頃にフランスのパリで、なかなか危険な経験をしました。休みの期間に一ヶ月くらい知人のパリの家に居候していたのですが、ちょうどその時期にテロが起こり殺伐とした空気を感じていました。知人の家も郊外の治安の悪いエリアだったので、夜に歩いていると、男性が車のトランクから銃を取り出しているのを発見して走って逃げたりすることもありました。あとはセーヌ川の側道はなかなか危険ならしく、知らずに歩いていると三人に囲まれて、カバンを取られそうになったのですが、これまたなんとか走って逃げるという経験をしました。色々なヨーロッパの街に行きましたが、フランスのパリはずば抜けて治安が悪い印象があります。今回の留学では何も無いことを切に願います。

トラブルは定期的に小さいのがものがあるですが、この前の朝、目がさめると部屋が水没していました。朝起きてベッドから降りて、一歩目を踏み出すと何故か足首まで水に浸かりました。何故か壁や天井から水が流れてきているのを確認して、夢かと思い、もう一度寝ようとしたのですが、現実を受け入れて早朝からチリトリと買ってきた雑巾で半日かけて復旧作業をしました。良い経験でした。

2.  中欧旅

休みの期間にイギリスに留学していた頃のイタリア人のクラスメートと旅行に行きました。イタリア人のクラスメートとはもう再会できないかと思っていたのですが、その子が中欧に来るとのことなので同行させてもらいました。

今までは一人で旅をする方が自由で好きだったのですが、今回イタリア人五人と僕で街を周って、複数での旅も悪くないなと思いました。ヨーロッパの色々な街を周ってきたのですが、チェコのプラハはこれまでに訪れた街の中でも、群を抜いて綺麗でした。街並みもお洒落で、人も親切で、料理も美味しく、非常に楽しめました。ビールもすごく美味しくて、ピルスナービールの有名な醸造場や、黒ビールを最初に製造した1500年くらいから続く店など、ビールが好きな人はとても満足できる街であったと思います。一つ苦言を呈するのであれば、美術館や博物館は他の国に劣るかなと感じました。

何よりもイタリア人の友人と再会できたことが、自分としては本当に嬉しく、感慨深いものがありました。昔はその子との英語での会話に苦労していたのですが、今回は全く苦労することなく話せて、何かと自分も変わったのだなと実感しました。