Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2017年8月号 国際文化学部 Y.H

旧市街の近く、ブラチスラバ城の下あたりの道

①治安、危険を感じたこと、トラブルについて

スロバキアの治安については、いい方だと言えるでしょう。夜に外に出たら危険すぎるということはありませんし、ちらほら夜に一人で歩いている女性も見かけます。スロバキアの人たちも、スロバキアって安全だよねーと言っています。確かに首都ということもあり、夜遅くまでバスは走っていたり、注意していればタクシー代をぼったくられることもありません。

ですが、やはりここは海外だということを忘れてはいけません。置き忘れたものは、二度と返ってきません。携帯や財布はもちろんですが、イヤリングでさえなくしたものは返ってこないのです。台湾からの留学生の友達がバスの中にスマホを落としたのですが、戻って探してもみつからず、寮の中にあるサポートセンターにこのことを伝えに行きました。そのときに彼女はバスターミナルに連絡して探してもらったりしたかったのですが、事務の人に「ここをどこだと思ってるの?まず見つからないよ。」言われ、日本と常識が異なることを思い知らされました。席を離れるときは荷物の確認をする、鞄は常に閉めるなどの行いは徹底するべきだと思います。

そして、これはどこでもいえることなのですが酔っ払いには気を付けましょう。寮の近くであれば、夜中に一人で歩いていても大丈夫だと思いますが、旧市街では注意した方がいいでしょう。たくさんのパブがありますし、とくに金曜日は週末なので酔った人がたくさんいます。面白い人は面白いですが、女子であれば特に万が一のために一人で行動することは避けましょう。

スロバキアであったアニメ・ゲームのイベントの寄せ書き

 

②「自由テーマ ここまで過ごしてみて、コミュニケーションで感じたこと」

ルームメイトなどと会話をしていて、文化の違いなど、感じたことを書きます。

ヨーロッパの人の冗談は、アイロニーのようなものが含まれることがあります。例えば寮を友達に紹介するとき、私は「やばい、バスルームきたない」などど言ってメッセージを送りますが、ハンガリーのルームメイトは「ここが私のお城よ!」と言って紹介していました。それから私が「今日はバスが遅れて、1時間半ぐらい待たなきゃいけなくて、、、お店が開いてなかったからコーヒーを買ってそれだけで過ごしたよ」と言った時には、「ううん、それはおいしいコーヒーだね」などです。おもしろいです。そういう返しが受けるので、私は何とかそのように面白い返しができないものか考えていました。

それから、やはりヨーロッパは陸続きですから、お互いに文化の共有がしやすいのだと感じました。スペインからの留学生ととリトアニアからの留学生とでも、共通のテレビ番組の話ができます。もっと文化が近い国であれば、スロバキアとスロベニアなどは、文化も言葉も似ています。ヨーロッパの中の各国の国の事情や、歴史背景なども話題になりますから、やはり日本は遠い国で島国なんだなあと感じます。なので、たまに思うことは日本史ではなくて、世界史を選んでおけばよかったと思います。

なぜか電線にぶら下がったスニーカー