Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2015年2月号 国際文化学部 Y.I

*この留学を振り返って  長かったような、短かったような…そんな気持ちでいっぱいです。ただ一言言えるのは、もっとここにいたいという思いがあります。大変なこと、しんどいことは山ほどありました。一晩中泣いた夜もありました。けど私の性格上、スロバキア人のゆるさや、この国ののどかな空気がしっくり来ているのもまた事実でした。電車はぼろくてスピードは遅いし、トラムが道中で壊れて途中で降ろされるし、道はがたがたなのに運転は荒いし、店員さんの態度は悪いし…と、日本と比べれば悪いところなんていくらでもあります(笑)でも私にとって凸凹の道や態度の悪い店員さんはむしろ人間味があるというか、それが自然な形だよなと思い、愛おしく感じるのです。モノや技術が発達しているから良いと言うわけではなく、自然とともに生きているスロバキアの姿に私は感銘を受けました。世界には自分の知らない世界がたくさんある。そう気づかせてもらえたこの一年だったと思います。それと同時に、自分からアクションを起こすことの大切さも知りました。受け身では誰も相手にはしてくれないけど、少しでも勇気をだせば、世界はガラリと変わります。いろんな国の留学生がいると言うことはそれだけ文化の違う人が集まるわけで、時には喧嘩もありました。でもそこで深く話し込むことで、納得はできなくても、こういう考えの人もいるんだなと理解し、受け入れることはできました。そういう意味で、この国に来て本当に良かったと思っています。 *帰国後どう留学経験を活かす予定か  残念ながら関西圏にはスロバキア語を学べる機会と言うものがないので、ロシア語を受講するという形でスラブ語とはかかわりを持っていきたいと思います。また微力ながらスロバキアと言う国を自分から発信していく活動が出来ればと、案を模索中です。留学中に培った行動力と自発性を利用し、今は国内旅行の計画を立てています。スロバキア国内でも環境が全く違ったように、日本も土地によっていろんなカラーがあると思っています。なので、実際にその土地へ行き、そこの人々がどのように、またどのような思想や価値観を持って生活しているのか、学生である今の内に見聞きしたいと思っています。また、語学にも非常に興味をもったので、諸言語の日常会話程度を趣味で勉強しています。今はスロバキア語、ロシア語、韓国語を学んでいて、9月には韓国旅行を計画しているので、そこで現地の方々と交流できたらいいなと思っています。もちろんアルバイトと授業の両立を図ったうえで、今年一年は上記のように過ごそうと考えています。