Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2013年9月号 国際文化学部 T.K

カルチャーショックについて

こちらに来てあっという間に時が過ぎ、残りの期間も僅かとなってしまいました。こちらで過ごす事にも随分慣れました。そこで、これまでを振り返って、どのようなカルチャーショックを受けたか思い返し、それらを箇条書きにしようと思います。

スペイン人学生、日本人学生で自国の料理を作りました

・とにかく安い(e.g.寮費、食費、公共料金etc)

・寮での生活(男女で一つのバスルームを共有する場合もある)

・公共のトイレが有料、トイレットペーパーが設置されていない事も多々

・午前3時半までナイトバスがある。(←皆よく市街でお酒を飲むから??)

・老若男女問わずお酒が好きで且強い人が多く、女性喫煙者も別段珍しくない

・バーで飲んだ後はクラブが定番

・夏でも天候次第では長袖、上着が必要

正直なところ私にとってはカルチャーショックとは言えませんでした。私は文化の違いにあまり頓着しないようです。上記の他にも道路の舗装やスロバキアの人々の性格、レディーファーストの精神等、様々な違いがあります。そんな時に日本と比較してスロバキアの良さを知ったり、日本の良さを再確認したりします。


ワイン祭り

スロバキアではこの時期になると、地方でワイン祭りが開かれます。今回Bratislavaから近いPezinokという街に伺いBurčiakを頂きました。Burčiakというのはワインの若酒の名称で、ワイン製作過程の初期段階のものを言います。 この季節限定の飲み物で、毎年この時期は多くの人々が、この季節ならではの味を堪能します。ワイン祭りでは、伝統的な工芸やお菓子、チーズ、遊園地のようなアトラクションや、ライブイベント等もあるので、お酒を飲みながらそういった食べ物やイベントを楽しむ方々が多いです。

左:スロバキアワイン 右:ワインの若酒Burčiak


スロバキア研究調査

9月の頭に脇田教授が研究調査のためにスロバキアに訪問され、そのアシスタントとして同行する機会がありました。調査で回ったのはスロバキアにあるハンガリー系の学校や教育機関で、対談の席に同席することができ、貴重なお話を聞く事が出来ました。

現在スロバキアとハンガリーにおける言語学を学んでいるため、これまで学んできた事と照らし合わせながら出来るだけ多くの事を吸収することに努めました。資料から学んだ事も、実際にお話しを聞いて自身の中で問題意識がより現実味を帯びるようになりました。

新学期が始まり新しい学友とも数多く知り合うことが出来ました。友人とともに料理を作る事も少なくありません。留学期間も残り1/3程度、学業はもちろんのこと、社会性、人間性といった面も含めて、出来るだけ多くの事を学んで帰国したいです。

職業学校での対談の様子