Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2013年4月号 国際文化学部 T.K

授業について

ブラチスラバの象徴の一つであるブラチスラバ城

街の象徴であるブラチスラバ城

授業形態

・談話、対話、講義形式等、授業によって様々で、時にはカフェでくつろぎながら授業を行う、なんて事もありました。

授業紹介

Sociolinguistics

言語学の授業。社会言語学の基礎を学ぶ授業です。テキストに沿って行われます。

Inter Cultural Communication

国際交流の授業で、異文化交流におけるカルチャーショックや文化的な違いに焦点を置いています。談話形式で授業では自国の文化紹介やグループ別での活動など、コミュニケーション中心の活動が多いです。

Introduction to the History of Slovakia

スラブ民族とスロバキアの歴史について学びます。基本的に教授が中心となって授業が進みますが、時には生徒の疑問や教授の問いかけについて皆で考えます。スロバキアについての知識を深めたい人にお勧めです。

Bilingualism

言語学の授業。ハンガリーやスロバキアなどスラブ諸国における二言語話者に注目しながら、バイリンガリズムの基礎を学びます。

Hungarian language and its Speakers

言語学の授業。ハンガリーやスロバキア、オーストリアなどドナウ川周辺地域の言語政策や少数派言語、少数派話者について学びます。予習として毎週数十ページの英文を読む必要があります。

Slovak language course

スロバキア語の授業で週2回行われます。入門者から上級者までレベルに合わせてクラスが分かれているので、同程度の語学到達レベルの生徒と学ぶ事が出来ます。

大学の日本語学科の教授や生徒に相談すれば、他学部の授業を受ける事が出来るので、自身の興味関心のある授業を受ける事が出来ます。私の場合

は言語学でしたが、留学にされる方で、受けたい授業があれば相談してみてください。


履修にあたっての留意点
今後コメンスキー大学への留学を考えている、または控えている方の参考になればと思います。以下履修における留意点です。

・他学部の授業の履修が可能

・春からの留学だと選択できない科目もある

・授業修得=単位互換ではない

私が所属しているのは人文学部ですが、担当の方や日本語学科の生徒の方に相談することで他の学部の授業を履修することも可能です。私は人文学部以外に教育学部の授業と大学で開かれている週2回のスロバキア語の語学コースなど、計5つの授業に参加しています。授業の形式は様々ですが、教授と学生がコミュニケーションをとる授業が多いです。授業によっては毎回課題が課されます。ある授業では予習として毎週数十ページに亘る英文を読みます。スロバキアの留学にはTOEFL480以上のスコアが必要ですが、520以上のスコアを目安に勉強されることをお勧めします。

日本文化興隆のための御花見の様子。桜を肴に皆が持ち寄ったお酒や料理を楽しみました。

日本文化興隆の御花見。輸入された桜を肴に皆で持ち寄ったお酒や料理を楽しみました。

後半の2点は年度のズレと一学期における期間の違いを理由としています。ヨーロッパでは秋入学が主であり、春からの留学であれば年度途中からの参加になるので、幾つかの授業は選択できない、あるいは選択しても事前に知識を持っていなければ理解できないということがあります。また、日本とは学期における授業数、一授業での授業時間が異なり、単位互換に必要な要件に満たない場合もあるので事前に確認しましょう。
幾つか注意しなければならない点はありますが、目標や専念したい事が定まっていれば問題ないかと思います。