Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オックスフォード・ブルックス大学
2017年4月号 国際学部 S.Y

*現地の学生、友人について*

現地の学生の中には、留学生も多く、大学内でもいろんな国の言葉が飛び交っています。授業内でもいろんな国籍を持った人がいて、とてもいい環境だと思います。

 

現地の学生についてまず思ったことは、お酒が本当に好きなのだなということです。イギリスは18歳からお酒を飲めるので、もちろん寮でもみんな飲んでいて、クラブにもたくさん行っています。ちなみに大学内にもバーがあります。それもイギリス文化の一つなのだなと感じています。

 

一方で、勉強熱心でもあるということです。図書館で勉強している人はたくさんいますし、寝ている人なんていません。もちろん授業中も。発言もたくさんします。

 

友人については、まずはじめにできた友達はフラットメイトです。男女合わせて6人で生活しています。だいたいイギリス人の中に留学生が混ぜられる感じです。その中でも、香港の子とは同じアジア出身で、食が合うということもあり、毎日一緒に夕食を作っています。仲が良くなって会う機会が増えれば、たまにいらっとしてしまうこともあります。ですが嫌だなと思ったことはしっかり伝えるようので今とてもいい関係が築けていると思います。

フラットメイトとバレンタインの日に作ったピザです。ものすごく美味しかったです。

ちなみにgirlsで祝うのはガレンタインと言うそうです。

 

授業は少人数制が多いので、ペアワークなどで話して少し仲良くなった子などもいますが、基本的にはJapanese Societyで出会った人と会う機会が多いです。何回か書いたので、深くは触れませんが、Language Exchangeをしてもらっている人たちとは特に仲が良く、最低週一で何処かに行ったりカフェで話したりしています。

 

現地で友達を作ることはとても大切です。たくさんでなくても、なんでも話し合えて、思っていることを伝えられて、それを真剣に聞いてくれる友達を作ることができれば、私はそれで十分だと思います。それだけで留学生活、本当に大きく変わります。本当に、その人たちのおかげで今の私ができていると思います。日本に帰る日が近づいていますが、帰りたくないと思うのはそんな素敵な友人と別れたくないから。遊ぶことはもちろん楽しくいいことですが、学ぶことも本当に多いです。知らないイギリス料理を作ってくれたり教えてくれたり、テロのことについて話したり将来のことについて話したり、ちょっとした歴史を学べたり。明日はMay Morningというイベントがあり、フラットメイトに誘われました。またそれも知らなかったイギリス文化の一つです。こちらに来てから毎日感じている喜びや幸せ、楽しさは自分一人から生まれるものではないので、本当に他人の大切さを身をもって感じています。

イギリス人の友達に誘われて、和太鼓 倭 というグループのパフォーマンスを見に行きました。

まさかここで和太鼓の演奏が聴けるなんて思っていなかったので本当にラッキーでした。観客もとても楽しんでいて、

こういう形で日本を世界に広めている日本人の方々を見て、本当にかっこいいなと思いました。

これはブラジル人の友人にブラジル料理屋さんに連れてってもらった時の写真です

韓国人とマレーシア人の友達とChinese New Yearのお祝いをした時の写真

初、友達の車でコッツウォルズに連れてってもらいました!

イギリス料理、Bangers and Mash。友達が作ってくれました。

イギリス料理、美味しいです。

 

一方で、日本人も多いです。ここに来る前は、せっかく外国にいるのだからイギリス人と関わる機会を大切にしようと思っていました。だから、university englishのコースに入った時、正直日本人が多くてショックでした。けれど彼らと過ごしていくうちに、少し違った角度から見てみれば、日本にいたら絶対関わることがなかっただろう日本人と、こんなに離れた小さな町の一つの大学の中で出会うなんて何かの縁があったとしか考えようがないし、だからまた全く違った考えを持った人に出会えたり、年上の人ともたくさん話していろんな知識が身についたり、英語では話すことのできない深い話などもすることができたり、悩みなどを聞いてもらったり、聞いたり、考え方は人それぞれだと思いますが、彼らとの関わりもとても大切だと思うようになりました。

前期の学期末に日本の友達と美味しい日本食屋さんで打ち上げをしました!

 

 

 

*イギリス英語について*

留学する国を決める一つの手段として、「イギリス英語」か「アメリカ英語」どちらが話されているかで悩む人もいるかと思います。日本人は基本アメリカ英語を学校で学びます。日本にずっといた私は、アメリカ英語が基本だったのでその方が需要があるんじゃないかなどと思っていたりしましたが、今ではイギリス英語の虜です。イギリスに来て、ヨーロッパ旅行でいろんな国を見て、面白いことに気がつきました。

 

日本にいる時は、英語と言えばアメリカの国旗がまず頭に浮かんでいたのですが、イタリアやオランダ、スペインなどヨーロッパ各国で見かけた標識やガイドなどの英語翻訳の横には必ずイギリスの国旗が使われ、どこでもイギリス英語が話されていました。やっぱり外に出てみないとわからないことは多いなと感じた瞬間でした。

 

留学前は、オックスフォードで勉強するということもあり、イギリス英語が使われているハリーポッターをひたすら見て勉強しました。最低1話につき三回は見たと思います。

それでも来た時は何言ってるかわかりませんでした。特に年配の方で訛りがきつかったり、ネイティブの人は話すのが早いので、なんて言ったの!?となることも多かったです。

 

少し紹介したいと思います。ハリーポッターでもよく耳にするbrilliantやlovelyなど、よく使われます。lovelyはgreatなどと同じような意味でよく用いられます。

 

スペルでは、例えばcenterがcentreになったり、realizeがrealiseになったりします。前期の授業でレポートやエッセイの書き方を教わったのですが、初めの方はよくアメリカ英語表記にしてしまい、指摘されていました。間違ってはないのにな。。。と複雑な気持ちでした。

 

単語では、この前はサッカーのことをsoccerと言ってしまい、イギリスの友達にfootballだよと即突っ込まれました。clerkといった時も、shop assistantだよと言われました。それから、建物の一階のことをground floor、2階のことをfirst floorと呼びます。

 

発音の違いというと、例えばwaterはアメリカ英語と違ってウォーターとなり、tをしっかり発音します。oftenもオフトゥンという人が多くて驚きました。can’tはcaをキャではなくカと発音します。ですが言い方を間違えるとworst wordになるみたいなので気をつけましょう。neither/eitherはニーザーではなくナイザー、アイザーと言う人が多いです。それとwhatはワットというよりはウォットというふうに聞こえます。

 

フレーズでは、店で持ち帰りを頼むとき、take outではなくtake awayと言います。

「~も」という時は、”too”よりも”as well”をよく耳にします。

 

最後に、面白いことに、イギリス人にアメリカ英語のことを聞くと、”They stole our English”とか”The accent is annoying”とか返ってきます。もちろん冗談交じりにですが、やはりプライドがあるのかななんて思ったりします。関西弁と標準語がどうこうっていうのと同じ感覚かな?

 

まだまだ書きたいことはいっぱいありますがきりがないのでこれくらいにします。意識して使ってみるとイギリス生活もっと楽しくなります!留学8ヶ月目ですが未だにツッコミ入れられながら、イギリス英語を勉強しています!