Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ボローニャ大学
2014年9月号 理工学部 H.I

カルチャーショックについて

日本にいる感覚でイタリアを訪れるとおそらく驚かれると思います。電車やバスが5分、10分遅れることは当たり前で、イタリアではそれが普通なのです。私も最初は驚きましたが、数日滞在しているうちにだいぶ慣れてきました。また、イタリア人の気質として、とてものんびりしていると感じました。イタリアに到着し、アパートにチェックインした際でも16時にチェックインの予約をしていたにも関わらず、アパートに入れたのは19時前と、とても時間がかかりました。イタリアでは日本のようにテキパキと仕事をするのではなく、おしゃべりや雑談しながら仕事をしている方が多いです。”ちょっと待ってて”と言われて、20分以上待たされることも時々あります。最初のうちはとても戸惑いましたが、それに慣れてしまえば,ゆったりとした時間が流れているので、イタリアに住むのも良いと思います。

また、イタリア人は陽気で親切な方が多いです。町で道が分からなくなり、きょろきょろしていると、イタリア語で話しかけてくれ、誰か彼か助けてくれました。英語が通じない方でも、イタリア語で、身振り手振りを交えてなんとか助けようとしてくれます。見るからに外国人でも、イタリア語でどんどん話しかけてくるフレンドリーさには驚きました。なので、イタリアを訪れる人は多少イタリア語を勉強してきたほうが良いと思います.

 

日本から持ってきてよかったもの

私がイタリアに着いたのは9月中旬でした。イタリアは暖かいだろうと思っていたのですが、朝晩はかなり冷え込み、秋~冬服を持ってきておいて正解でした。また、日本から行くときに荷物はなるべく少なくしたかったので、現地調達できそうなシャンプーやバスタオルなどは持っていきませんでした。しかし、アパートに入ってみると自分たちの部屋には机とベットしか置いてなく、シーツや布団、ドライイヤーやタオルなどの生活必需品を買う必要がありました。そこでかなりお金が必要になってしまったので、スーツケースに入るある程度のものは持ってきて、帰るときに捨てた方が良いと思います。また、私たちのアパートには日本の家ほどコンセントが多くないので、電源タップなどもあると便利で良いと思います。

また、日本食もある程度持ってきたら良いと思います。私の場合はインスタントの味噌汁と日本茶を持ってきました。ボローニャでは日本食を食べるのが難しく、しかも高価なので味噌汁などがあると重宝します。また、日本を感じさせるお土産なども持ってくるといいと思います。私の場合は抹茶味のお菓子を持っていきましたが、日本に興味がある方なら抹茶や寿司など知っている人が多いのでとても喜ばれました。そこから、日本についての話や、お互いの国についていろいろと話題が広がるので、お土産もただあげるのではなく、コミュニケーションツールの一つとして持って行った方が良いと思います。