Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2017年5月号 経営学部 R.K

①カルチャーショックについて

もう留学生活が9ヶ月も過ぎてしまいました。その間にいくつかカルチャーショックを受けました。そのうちの1つを紹介したいと思います。

それはストライキが頻繁に起こることです。どこで起こるかというと、代表的なのは公共交通機関や教育機関etc…です。日本では信じがたいですよね。これはスペインや欧米諸国にいないとあまり経験できないことかもしれません。実際、私は日本にいる時からストライキにあったことはありませんでした。さて、どんな内容のストライキかといえば、メトロの1時間あたりの本数を30%減らしたり、タクシーが道路を全く走っていなかったりなどです。学校では生徒たちがまれに、ものを破壊したりするみたいで、学校の銀行支店はベニヤ板を設置して破壊されないように工夫していました。という感じで学校でストライキがある時は危ないので学校が臨時で休みになります。なのでどのようにストライキが行われているかは見に行ったりしていないのでわかりませんが、次の日、登校するとガラスが割れていたり、落書きが増えていたり。みたいなことを感じたのを覚えています。

そのどれもは前もって決行する日や内容を知らせてくれているので、注意して確認していればストライキの被害に会うことは極力少なくなると思います。またメトロがストライキを決行している時に平行して、バスもストライキするということはないみたいなので、ほかの交通手段を使うことはできます。

ストライキの意図は、公共交通機関の場合、労働者が賃金のアップを求めていて、学校の場合は、生徒が学校側に学費の削減を求めています。生徒が立ち上がり主体的に行動し生徒のための学校作りをしているって感じがして日本の学生とは違うな、と感心しました。また公共交通機関に関してはうっかりしていた時にストライキがあったりすると本当に困るのでやめてほしいです。日本にはない感覚がとても新鮮でした。でもストライキをする前に、無賃乗車の違反者をもっと取り締まったら賃金アップに繋がるお金が生まれるはず…(無賃乗車違反100ユーロ)

本当に賃金アップのためなのか、はたまたサボりたいだけなのか。よくわからないところです。

②日照時間について

スペインでは夕食は20時以降に食べるのが一般的。ということを聞いたことがある人は多いと思います。その原因を私なりに書いてみました。

日本は夏場でせいぜい19時過ぎぐらいで日が落ちます。でもスペインは違います。夏場は22時手前ぐらいまで日が落ちません。ただ日照時間が長いだけだろうと思うかもしれません。しかしその日照時間のせいで私は生活リズムが変わりました。日本人の平均的な夕食の時間帯は約18〜20時ごろだと思います。でもスペインでは約20時〜22時ごろです。それを踏まえて、生活リズムがどう変わったかといえば、日本人の夕食時にお腹が減らなくなりました。スペインの18時は明るさ的に日本の15時〜16時ぐらいだからです。つまり日照時間が生活リズムに影響を及ぼすのだろうと私は個人的に感じました。

おそらく、外の明るさを目で見た時に、お昼ぐらい明るいのに夕食の気分になりきれないのだと思います。そういう風に生活していく内に私の生活リズムは変わってスペイン流の夕食の時間にご飯をたべるのが普通になりました。

20時前のスペイン