Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2017年2月号 法学部 Y.K

 

①試験について

 

授業の評価方法は授業によって様々です。

私は前期にはこちらの大学で3つの授業を履修していました。

一つは留学生用のcastellano(スペイン語)の授業で、この授業は通年授業ですが前期の評価は、自分の国の料理のレシピをスペイン語で制作し提出するレポートと学期末の選択問題のみのテストでした。もう一つは、日本語からスペイン語への翻訳の授業で、翻訳のレポートを一度学期の半ばに提出し、学期末に筆記試験でした。また、東アジアのポップカルチャーと芸術という授業も履修していましたが、この授業は途中で先生が変わるので各先生ごとに一回のグループワークと個人レポートとテストがあり、なかなか大変でした。

日本のように試験期間と言って授業とは別に試験期間が設けられたりはせず、各授業の最終授業で基本的にテストは行われます。現地学生と混じってのテストはやはり、留学生である自分にはかなり難しかったです。スペイン語の授業のテストに関してですが、他のクラスにはオーラルテストが行われたようですが、私のクラスではありませんでした。こちらの授業で会話の練習はないので、授業だけではスペイン語が話せるようにはならないでしょう。

 

②Barcelona

Barcelonaに住み、もう半年がたつのでbarcelonaという街について書きたいと思います。

Baecelonaはスペインのカタルーニャ州にあるスペイン最大の経済都市です。そのため、スペイン各地から、いや、世界各地から多くの人々が訪れてくるコスモポリタンな街です。そのこともあってか、カタルーニャ州の第一公用言語はカタルーニャ語なのですが、道を歩いていても聞こえてくるのはカステジャーノ(スペイン語)のほうが多い気がします。また、スペイン人は英語が苦手でヨーロッパでは有名(Spanglishなどともいわれるほど)なのですが、Barcelonaは観光の街としてほぼ成り立っているので、基本的な観光地付近であればどこでも英語は通じます。私は基本的にお店に入ったりすると自分からスペイン語で店員さんに話そうとするのですが、よくレストランなどに入ると英語で話しかけられるので、たまには英語の練習と思って英語で通してみますが、結局「スペイン語でお願い。」と諦めてしまいます。

最近、市内を歩いていると日本人観光客をよく見かけます。その時に明らかに「無防備だ」とよく感じます。大きな荷物を持って上のほうを見上げながらふらふらと歩いているのを見ると、「なるほど。これはスリのカモにされるわけだ。」と思いました。以前のマンスリーレポートで治安について書きましたが、最低限の注意さえ怠らなければ特にBarcelonaは危ない街ではありません。

Barcelonaは経済的には大きな街ですが、大きさとしてはそれほど大きな街ではなく、歩いて過ごせる街です。しかし、大都市であることは間違いありません。特にこれと言って、何かがなくて生活に困ったことなどは一度もありません。スーパーやレストラン、ショッピングモール何でもあります。だからなのか、日本が恋しい思ったことはまだ一度もありません。

Barcelonaでの生活も残りあと4ヶ月ほどしか残っていません。この残りの期間に、この街からもっとたくさんのものを得て、また現地の人々に大きな影響を与えて日本へ帰りたいです。