Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2013年11月号 法学部 E.S

1.カルチャーショックについて

私はスペインを訪れるのは2度目だったことや、以前からスペインの文化などについて興味があったこともあり、今回の留学で特に大きなカルチャーショックはありませんでした。それでも日本との違いを感じさせられたのはあらゆる機関においてのシステムの違いについてです。日本と比べると各種手続きにアナログな部分が多いように感じます。例えばバルセロナ自治大学の授業登録では、必ず本人が授業登録用紙に記入して、決められた時間に学部に赴いて用紙を提出しなければなりません。授業変更をする場合も同様に授業変更用紙に記入し、学部内にあるパソコンから面会時間を予約してから行かなければなりません。しかし、予約しようとしても自分の都合のよい時間に他の人が予約を入れていたりするので、早めに面会時間の予約をすることや出来るだけ授業の変更をしないようにすると良いと思います。また、私の場合は授業を一つキャンセルしましたが、学部のオフィスのミスで取り消されていなかったので、授業登録の期間はネット上で何度か自分の登録授業を確認することは重要です。私以外にもそのような状況の学生が数名いたので、日本と比べて比較的手続きがうまくいかない事がが多いと思います。

 

2.現地の学生、友達について

私が所属する翻訳・通訳学部には日本語をはじめとするアジアの言語を学ぶ学生たちが多くいます。日本への語学留学を希望している学生や、日本の文化に興味を持っている学生は大勢いるので、そのような現地の学生との交流はお互いに良い刺激になると思います。  また、現地の学生は非常に勉強熱心であると感じます。特に私のルームメイトの4人中3人は現地の学生でもう1人は留学生ですが、ほぼ毎週の様にテストがあるため勉強に忙しく、他の学生よりも外に出かけることは少ないように感じます。生活習慣も規則的で、シェアしているフラットもゴミ出しや掃除当番を決めているので清潔に保たれていて、私にとっても快適に過ごせています。それでもテストがないときや休みの日には夜にはディスコに出かけたり、週末に旅行に出かけたりしていて、勉強と遊びをきっちりと分けて学生生活を楽しんでいるように思います。  また現地の学生とコミュニケーションをとるためにスペイン語の学習はもちろんですが、留学生同士の間でのコミュニケーションは英語でされることが多いため、スペイン語だけでなく英語の語学勉強もやっておくことが必要だと感じます。