Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2012年2月号 文学部 S.N

授業紹介②

カサ・バトリョ後期で私が登録をしている授業はスペイン文学の授業とスペイン語の授業の2つだけです。スペイン文学の授業はLazarillo de tormesやDon quijoteなど有名なスペイン文学を取り上げます。今はLazarillo~を取り上げているのですが、とても難しく、授業についていくのがやっと、というところです。この作品のスペイン語は古いので、脚注がついているものの読むのにすごく時間がかかります。そのほかの授業としては聴講としてスペイン人に向けて開講されている日本語の授業に参加しています。その一つの授業に、日本の漫画の台詞を翻訳する授業があるのですが、それはとても楽しんでいます。これまでの授業ではドラえもんや天才バカボンの翻訳をしました。一人ひとりが思い思いの翻訳をしていくのですが、それぞれの翻訳が微妙に違っていて本当に面白いです。ドラえもんの秘密道具の名前が特に、個性が現れていたと思います。今は天才バカボンに取り掛かっていますが、こちらは日本ならではの韻の踏み方や、言葉遊びなどが組み込まれているため、翻訳するのはとても難しいと思いました。一人ひとり訳して、それを発表するという形なのですが、やはり私たち日本人が訳すと堅苦しく聞こえるそうで、得るものが多い授業だと思います。

スペイン語の授業はいつもどおり月曜日と水曜日の週二回行われています。

 

余暇の過ごし方

jamon日本の大学生活と比べてこちらの生活は本当にゆったりと時が流れていくような感じで、余暇も日本に比べたら有り余るぐらいです。留学も半分を過ぎたということで、私は大学寮からバルセロナへ引越しをしました。寮にいたころは余暇があれば家にこもってパソコンをしたり、寝たりなどぐうたらと生活していましたが、今は周りにたくさんのカフェや、洋服屋、スーパーなどがあるので、暇さえあれば散歩をするようにしています。勉強も、家にこもったままというのもなんだかもったいない気がするため、勉強のできるカフェを探してそこに入り浸っています。毎週金曜日には同じ大学の友達と晩御飯を食べに行ったり、飲みにいったりしています。ですが、最近、やっておきたかったことを早くやらなければ、という焦りを感じるようになって来ました。余暇がたくさんあるため、その時間を何かに費やしたいと思っています。卒論の研究ももちろんしなければなりませんが、スペインに来る前からやってみたかったと思っていたことを、近々実践してみようかと思っています。ゆっくりと時が流れるスペインだからこそこちらでしかできないことをこの留学中にしておきたいと思っています。

 

自由テーマ

olivosホストファミリーのお父さんと食材の値段の話で盛り上がったため、その話を書こうと思います。こちらのスーパーに入って野菜などの値段を見ると、スペインの食品は日本のものと比べて断然安いです。基本的に野菜は計り売りで、1キロ○€という風になっています。袋に自分の好きなだけの野菜を入れて、秤に乗せ、ボタンを押すと計算して値段の書かれたシールが出てきます。その食材によって値段はさまざまですが、日本より安いのは確かです。そして野菜のサイズもびっくりするくらい大きいです。ピーマンやなすびなどは人の顔ぐらいの大きさはあると思います。肉は日本と同様パック詰めしているものがスーパーなどではよく見られますが、内容量はやはり一人では冷凍保存しなければならないくらい多いです。余談ですが、肉の処理の仕方は日本に比べると雑なのは否めません。私がこの間買った鶏肉には羽や足のうろこがついていました。魚は、生のものはこれまた量り売りになっています。こちらも日本よりは安いと思います。魚はほとんどが頭のついたものなのですが、計った後希望すれば頭や鰭を取ってもらうこともできます。ただ、頭や鰭を取ってもらっても値段は頭のついていたときのものになります。 食材はスペインのほうが安いですが、レストランはこちらのほうが高いと思います。昼食を食べようと思うと、大学の学食で5€ほど。レストランで、安くて8€と言ったところでしょうか。ファストフードはありますが、マクドナルドでさえ日本に比べると高いです。ファミリーレストランは残念ながらありません。なので、安く外食をするのは少し難しいかもしれません。UABの学生たちは学食が高いため、お弁当を持ってきている人が多いと思います。