Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2012年12-1月号 法学部 Y.S

・冬期休暇について

冬期休暇は約2週間ほどあり、休みが始まる少し前ぐらいからだんだん寮に人が少なくなり、休みがが始まるとほとんど人がいませんでした。冬休み中は、多くの人が帰省や旅行などで寮を離れていたためとても静かでした。寮にある小さなスーパーは休みの間はほぼ閉まっていますが、その他の、アルカンポなどのスーパーは、クリスマスは休みだったり、年末などに閉店時間が早まるということがありますが、基本的に開いていました。

気候に関してですが、12月の中頃は山に雪が積もっているなど、暖房器を付けなければ多少寒さを感じるくらいの温度までおちこみましたが、それ以外は1月に入ってからも、時々暖房をつけるぐらいで、私はそれほど寒さを感じていません。それに、昼間は暖房をつけなければいけないほど寒いということは今のところないです。バルセロナの冬は京都よりかは断然暖かいです。寮についている暖房ですが、そんなに高性能なものではないと思います。私の部屋は暖房の温度を最大に設定しても、そこまでは暖まりません。また、シャワーの温水も時々使っている途中で出なくなる時があります。電気代は暖房を一切使わなかった月は、特に節約という意識なしで電気を使っても40ユーロぐらいでした。

私は冬休みの間は、特に旅行に行きたい場所もなかったので寮で勉強していました。スペインに来て、スペイン語で話す際、どうしても動詞の活用でつまってしまうので、問題集などに乗っている文章で会話時によく使えそうな文に、点過去や命令法、接続法の動詞の活用などを混ぜて暗記していました。英語だと構文が載っていてCDも付いているという本が多々ありますが、スペイン語の場合はあまりないので、自分で会話に使えそうな文、よく使用しなおかつ自分が言いにくい動詞の活用、1567など長めの数字で発音しづらいものを覚えていました。実際のところ、活用が多少間違っていても話は通じますし、私自身も理解ができるようになってきたので、とりあえずは4級ぐらいまでの問題集に乗っている文を、その場でできる限りつまらずにスペイン語で話せればいいかなと思い勉強していました。リスニングは授業に出たり、喋ったり、問題集のCDなどを繰り返し聴いていれば聞こえるようになってくると思います。

 

・テストについて

私は学部のスペイン語のいちばん基礎のクラスと、語学学校のテストの2つしかないうえにどちらもカステジャーノなので、特にテストに向けての勉強をしなければいけないということはなく、普段からやっている勉強がそのまま直結するので、テスト期間に入ってからも普段とまったく変わりませんでした。また2つの授業どちらとも、ほぼ冬休み中は宿題がありませんでした。学部のスペイン語のクラスのテストは、休み明けに2回授業を行い、1月の中頃に筆記のみのテストが1回あるだけでした。テストのの内容もほぼ授業中にやったことがそのままでていたので、それほど難しくなかったと思います。

語学学校のテストは1月の終わりに筆記、スペイン語での20分ほどの面接形式の口頭テストが1回と告知されています。また1月の授業中にスペイン語で150文字以上であるテーマについて書くというテストがありました。そのテーマは自分の今までの旅行中での出来事などについてというものでした。口頭テストについても内容が告知されており、自分が持ってきた写真についてどんな人物が写っていて何をしているのかについての描写、その写真に対する質問の受け答えを合わせて2、3分ほど、もう一人の受験者とのあるテーマについての意見の交換を2、3分ほど、面接官からのある質問に対する受け答えを2、3分ほどと教えてもらいました。試験に持ってくる写真は自分で選びまた、何を描写するのかは事前に考えてきてもいいと言われました。筆記試験は授業で行ったことに関する穴埋め、選択問題などと言われました。

試験の日程は他の試験と重なる場合があり、その時は他の日にずらしてもらうことも可能なようです。また試験が始まると、試験勉強のために語学学校の1時間ほどの補習授業にはほとんど人が来なくなり、先生と一対一という時が何回かあり、なんとなく得した気分になりました。私としては語学学校には通った方がいいと思いますが、580ユーロかかることと、学部の授業との調整が難しくなる、特に後期の日程は結構厳しいです、そのためスペインに来る前にどうするのかを考えておいた方がいいと思います。