Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2012年11月号 法学部 Y.S

・試験について

現在、語学学校のスペイン語の授業では10月の終わりごろにある程度の文を読んで、選択肢の中から正しい答えを選ぶという形式の小テストが一回と、11月の終わりにリスニングの小テストが一回行われます。また期末テストは、日にちはそのクラスを受講している生徒たちの意見によって大体1月の終わりごろと決まり、内容も授業中に行われてきた文法についてや、穴埋め、長文読解、西文作成、リスニング、ある質問に対する口頭によるスペイン語での返答や、意見、感想など今まで授業を受けてきたものの集大成を見せるようなテストと告知されました。

学部のスペイン語の授業は今のところ、期末テストの告知も日にちが一月の中旬という情報だけで小テストの実施もなく、一回スペイン語の作文を提出しただけです。

 

・治安、トラブルなどについて

私は今のところ何のトラブルにもあっていません。何かを盗まれたということもなければ、部屋に関するトラブルも全くありません。部屋に関して、贅沢を言えばですが、インターネットのwi-fiサービスについて少し不満があるくらいです。学内にはwi-fiが施されておりどこでも利用できますが、日本のようにスピードが速くなく安定もしていません。時々ですが、途中で接続が切れたり、理由は分かりませんが半日ほどまったく接続できないということがあります。なので、カタルーニャ広場の近くにある電気屋で10ユーロほどで買えますが、あらかじめインターネットの接続ケーブルを持ってきてもいいかもしれません。

今スペインではストライキが頻発しており、鉄道やバスが止まるということがよくあります。第二のギリシャのようになる日へと着実に坂を下っているというのを私は感じます。一応何曜日にストライキが行われるという情報は事前に入手でき、地下鉄、バス、カタルーニャ鉄道などのすべての公共交通機関が同時に止まるといことはまれなので、不便だとは思いますが別の手段で移動でき、またvilaに住んでいるのであればほとんど影響はありません。今のところは、ストライキが起こっても語学学校の授業は契約をしたときに、絶対に決められた回数分授業を行わなければならないようになっているようなので、よほど大きなストライキでもない限り休講にはならないですし、祝日などで休講になっても他の日に補習授業が行われています。経済状況が悪くなると治安も悪くなるので、特に電車に乗る時はスリなどに気をつけるべきだとおもいます。しかし、常に電車内にはスリがいるという意識を持ってすきを見せなければ、よほど強引な手段を使われない限りある程度は大丈夫だと思います。

 

・スペイン語について

大体同じレベルの人たちのいるスペイン語の授業を受けてみての感想ですが、私の出ている授業では毎回出席して積極的に授業中に発言する人ももちろんいますが、あまりやる気のない人も多いです。結構な頻度で授業を休む人はかなりいます。よく海外の学生は勉強熱心とききますが、このバルセロナ自治大学では、スペインというお国柄もあるのかけっこうのんびりした感じがあります。授業のレベルですが単語6000と熟語1000ぐらい暗記し、文法は基本と過去完了、過去未来完了、未来完了、接続法、接続法過去、接続法完了、接続法過去完了、命令法ぐらいまで覚えてれば語学学校のDELEのレベルB1に相当するレベル3のクラスについていけると思います。ですが長文読解などは慣れていないと読むのに時間がかかるため、他の国、特にヨーロッパの生徒たちのスピードについていけなかったり、またわからない単語も多々あるためもう少し語彙がないと多少さびしいという感じがあります。それにテストで良い点数をとるのは難しいだろうというのが私の考えです。

vilaの環境ですが土日は多くの生徒が実家に帰るため人がかなり少なくなり、勉強に集中できると思います。部屋も月200ユーロ後半でリビング、台所、風呂トイレなどは他の2,3人のルームメイトと共同ですが寝室は一人部屋を与えられるという部屋割りもあるので勉強に集中できると思います。私は2人用の部屋のpisoに住んでいますが、部屋自体が大人数でパーティーをするのに向いていないので他の部屋も静かで、今のところ物音が聞こえて騒音に悩まされるこということはありません。