Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーフス大学
2015年10月号 文学部 M.T

オーフスの環境

デンマークは日本と比べて自転車の普及率が圧倒的に高く、通学や買い物、ダウンタウン等で用事がある場合は自転車を使うため一人一台は所有している印象です。街中は若干高低差があるものの、無料の駐輪スペース、自転車専用レーン等が充実しているため安全かつ効率的に自転車を活用することができます。またオーフス大学は町のほぼ中心に位置し交通の便もよく、バスを利用することでダウンタウンに限らず他の町へも比較的簡単に行くことができます。バスを利用する際は日本のように駅をあらかじめ指定して切符を買うのではなく、決められたゾーンの中で一律で切符を買い(およそ400円)、そのゾーンの中にあるバス停であれば2時間乗り放題となります。

オーフス大学のキャンパス内にはいくつもバーがあり、毎週金曜日の夕方頃になると学生、教授を問わず大勢バーに押し寄せます。バーではトランプ、テーブルフットボールといったアメリカのドラマに出てきそうな光景が並んでおり、最初に訪れた際は日本の大学のお酒に対する姿勢との違いに衝撃を受けました。私が住んでいる寮の敷地内にもバーがあり、ほぼ毎週夜遅くまで何かしらのイベントを開催しています。デンマーク人の代表的な国民性として、お酒をよく飲む、オンとオフをしっかりつける、イベントやパーティーが好き、といったものがありますが、上記の事柄からしても的を射ていると思います。ちなみにデンマーク人は12歳からお酒を飲んでも違法ではないそうです。

デンマークで一番高い山を訪ねて20理

デンマークの国土はおおよそ平坦です。一番高い山でも200m弱とかなり低く、また人工的に作られた地形であるといわれています。その山こそHimmelbjerget (スカイマウンテン)です。先でもふれた通り、デンマークは自転車の普及率がとても高いです。そして自転車でデンマークで一番高い山を登ることができたらコストパフォーマンスの面は申し分ない、という事でスカイマウンテンを登ってきました。片道およそ40kmですので、あらかじめ地図をよく確認し、不測の事態に備えて6時に集合・出発しました。途中パンクして2時間ほど足止めを受けましたが、12時過ぎに目的地に到着、お昼ご飯を食べました。観光もそこそこに13時ごろに来た道をもどり、事故もなく無事に帰ることができました。計画の段階で往復80kmを日帰りで走破できるのか不安でしたが、メンバーと工夫し話し合いながら最終的に目標が達成することができたのでとても充実した一日でした。