Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーフス大学
2013年3月号 国際文化学部 Y.K

*日本から持ってきたら良かったと思う物について

私はデンマークに到着してすぐになくて困ったものがありました。正確に言うと、持ってきていたけど使えなかったものなのですが、それはクレジットカードです。留学生活においてクレジットカードは当たり前の必需品ですが、私は自分のクレジットカードの暗証番号を確認することを忘れたまま渡航してしまいました。日本ではICチップなしのカードは署名を書くだけで利用できICチップ付きのカードでも暗証番号を忘れた場合はサインすればOKだったりしますよね。しかしデンマークではクレジットカード利用時はICチップの有無に関係なく必ず暗証番号を入力する必要があります。クレジットカードの暗証番号は本人以外が確認することはできないので必ず渡航前に自分で確認してください。オーフスにはアジアンスーパーマーケットがいくつかありますが、一番品揃えのあるスーパーではVISAカードが使えません。ほとんどの場所ではVISAは対応してるのでVISAさえあれば大丈夫だと思いますがこのアジアンスーパーのような例外もあるので不安な方はMasterカードも作っておいた方がいいかもしれません。持っていきたい荷物が沢山ある場合は住居が決まり次第そこに海運で送ると良いと思います。時間は2か月くらいかかるらしいですが空輸よりだいぶ安いですし事前に送れば渡航後すぐに届くので。

 

*現地の学生、友人について

デンマーク人の学生はとにかく英語が堪能です。デンマーク訛りが強い学生もいますがネイティブ?と思うくらい英語堪能な学生も沢山います。勉強に対する姿勢は非常にメリハリがついており図書館の自習スペースにいる学生で机に突っ伏して寝ている学生は一人もいなくほとんどの学生はかなり集中して課題に取り組み5時くらいに帰りはじめます。私は自習中、息抜きが多く8時くらいまで学校に居座ることが多いので閑散とした自習室をみると自分がいかに時間を無駄に使ってるいるかを痛感します。私はあまりデンマーク人の友人はいませんがオーフスには多くの留学生がいるので様々な国からの友人をもつことができます。ほとんどの留学生がヨーロッパ人ですが彼らの中にいて感じることはヨーロッパ人共通のポップカルチャーやユーモアがあるということです。なので渡航直後はヨーロッパで大ヒットしている曲が流れて周りがかなり盛り上がってる中一人ぽかーんとか、ヨーロッパの一般常識が絡んだ鉄板ネタが理解できず説明してもらってもその一般常識がわからないのでそこから説明しなおしてもらったり等といった状況が多々あり少し悲しい時もありました。しかし日本が好きなヨーロッパ人も意外と多く、なんでそんなことしってるの?という日本語をいきなり喋ってきたり日本文化に興味をもって質問してくる人もいてお互い異文化交流することができいい経験をもつことができています。

 

*交通手段について

オーフスは市バスがとても発達しておりだいたいどこでもバスで行けます。バスは黄色の通常バスと青色の長距離バスがあります。バスの運賃は移動したゾーン分で変わります。ゾーンとは町の中心地から郊外にかけて1から2.3.4…と別れており、ゾーン1-ゾーン2間で利用した場合2ゾーン分の運賃、ゾーン2-ゾーン4間で利用した場合3ゾーン分の運賃を払うといった感じです。ちなみにだいたいの学生寮はゾーン2以内にあります。2ゾーン分の運賃は2時間有効で20krですが回数券は10回分で140kr、定期の場合一ヵ月360krくらいです。

バス代がもったいないと感じる人は自転車を買うといいかもしれません。デンマークで新品の自転車を買う場合2000krくらいかかりますが帰国前に売ることもできることを考えると思ったより高くありません。student houseで1セメスター1250krでレンタルすることもできます。他にもFacebookでオーフスの留学生用ページなどを見てみると中古の自転車を500kr前後で買い手を探している人を見つけることもできます。私は最近壊れた自転車を引き取って友人に頼んで直してもらい修理代80krほどで自転車を手に入れることができました。冬の間は悪天候により自転車に乗るのはかなり大変ですが3月後半~10月前半くらいまではサイクリングを楽しむことができると思います。デンマークでは自転車用の道路が舗装されており自転車もママチャリではなくクロスバイクタイプが主流なので天気がいい日のサイクリングは非常に気持ちよく自転車に乗るだけでも普段日本で味わうことのない気分になれます。