龍谷大学グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

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マンスリーレポート

2011年5月号 国際文化学部 D.H

レポート作成director

「持ってきて助かったもの」

「日本から持ってきたら良かったと思うもの」は大体の物は揃う北京では考える必要はありません。ここでは、北京で留学する上でかなり重宝する物を紹介します。

この留学の目的は当然「語学の習得」です。語学を勉強する上で最も重要なのは、文章の核となる単語であると思います。中国語は英語とは違い、その文字の形自体が発音を表している訳ではないので、紙の辞書ではなく、「手書き検索付き」の電子辞書が最も効率が良いと思います。単語や文法の参考書なら、五道口の留学生向けの書店で売っているので、荷物になると思うのなら、現地で買った方が良いです。ちなみに、大体の参考書の相場は300円程度で、今使っている発音の1番高価な参考書は600円程です。

中国での生活は思ったより不便な事は少なく、北京では日本にいた時とほぼ同じような感覚で生活出来ます。そのおかげで、日本での生活でも活躍していた物が中国でも活躍してくれました。先ず、最も使用頻度が高いのは、ダイソーで16個セットで売られている資料を挟むクリップです。これの用途は考え方次第ではいくらでもあり、袋を閉じたり、コードを物に引っ掛けたり、洗濯物を固定したり、主に、物の密封、固定で役に立ってくれます。次に日本の充電器と充電池です。僕はパソコンを持って来ていないので、日本との連絡用に日本の携帯を使っているのですが、それを充電したり、中国で買ったラジオにも使っています。日本から何となく持って来たエネループの充電器と充電池が、中国の電圧にも対応していると分かった時にはかなり感動しました。現地で買った充電器よりも3倍速く充電出来、3倍長く使えるからです。最後に、人によっては、食料が留学の開始直後から大きな助けになることがあります。僕は日本人の会に頼らずに来ていたので、最初は暗中模索の状態でした。その時に、一人で目の前に山積みにされた問題と向き合わなくてはいけない時、日本から持って来た食料が、序盤の現地に慣れるまでの凌ぎにかなり役に立ってくれました。

 

現地の学生、友人について

「中国のキリスト教」

クラス分け試験の時の面接官が敬虔なクリスチャンだったので、僕もキリスト教の活動に参加させてもらう事にしました。イースターの日に教会に行く人を授業中に募った所、誘いに応じたのが僕だけだったのがその発端です。キリスト教の集会は主に週末にあり、金曜日は先生の家で聖書を読んだり、その内容を話し合ったり、歌を歌ったりします。また、たまに少し遠くの教会へ行ったりします。僕は日本のキリスト教は知りませんが、中国のキリスト教はその大筋の考え方が逸脱している訳ではないので、クリスチャンではない僕でも話し合いの際には十分自分の考えが通用します。土曜日か日曜日には、先生の住んでいる団地にある一室の集会場で金曜日と同じようなことをしており、最近は、大学で音楽を教えている先生が歌を教えてくれます。参加した人が3、4人の場合、一人一人の歌を見てくれます。僕は高い声が出せないので、歌うのは苦手ですが、お寺で働いている時に和尚さんがお経を唱えるコツとして「赤ん坊は恥ずかしがらないから常にお腹から声を出せるけど、大人になれば色んな感情が邪魔をして素直にお腹から声を出せなくなる。お経を唱える時は何も考えずに唱えるのが1番なんだ」と教えてもらったのを思い出して、駄目元で歌ってみると、先生は何処から直せば良いのか分からない様で、反って「合格」をもらいました。ちなみに、中国でのドレミファソラシは1234567と表記します。僕が何の宗教にも属していないことを知っている友達には呆れられるのですが、集会に参加している人は殆ど中国人で、人数も5、6人程の小規模なものなので、現地の中国人と触れ合う良い機会になっています。北京には幾つか大きな教会があり、日曜日の朝7時からの早朝ミサでも人で一杯になります。僕が中国に来る前は、中国は共産主義国家で、考え方は日本よりも画一的だと思っていましたが、大学での日本のアニメや漫画の同人即売会やコスプレ大会の活気を見てると、中国人の考え方は案外自由なのかも知れないと思います。

自由テーマ

「中国人の台所」

この前、中国人の友達のマンションの部屋へ誕生日を祝いに行きました。その時に一緒にいたのは、その友達を含めた中国人2人とロシア人の友達です。夕食はそのロシア人と僕とで別々の料理を作る事になりました。それは突然決まった事なので、材料の揃いやすい中華料理を作ろうと思い、「日本の麻婆豆腐を食べさせてあげる」と言って麻婆豆腐を作る事にしました。これは中国に来てからの初めての料理なので、日本との違いに驚くことがたくさんありました。先ず、キュウリやピーマンといった野菜が日本のスーパーで見かけるものよりも数倍大きいです。中国人民大学の授業で先生が野菜の膨張剤として避妊薬がよく使われていると言っていたのでその類なのかも知れませんが、そんなことを考えていては何も食べられなくなります。(流石に中国人の友達が明らかにおかしな形に膨らんだりんごを普通に食べていたのには驚きましたが。)また、日本にいた時は牛肉が高いので代わりに鶏肉を使っていたのですが、そのことを伝えると中国人の友達は「中国では牛肉は高くないよ」と言っていました。結局商店はあまり大きくなく、牛肉も挽き肉もありませんでしたが、鶏の胸肉を200g30円で購入しました。必要最低限の物は揃ったので安心しましたが、まさかトーチー(豆と豆偏に支)が魚の缶詰の中に魚と一緒に入っているとは思いませんでした。最初その缶詰を見た時は「あれ?トーチーって魚の卵だったっけ?」と思いましたが、後で辞書で調べてみると、結局トーチーは大豆を加工したものでした。

部屋に戻り、先ずはロシア人の友達が料理を作ります。彼女は長年ドイツの大学で教鞭を執っているので、ジャガイモや玉葱やシロウリを使って炒めもののドイツ料理を作りました。それを作り終わると、僕は先ずは魚の缶詰からトーチーだけを取り出し、細かく刻みます。中華鍋に油をひいて、トーチーと唐辛子の粉を少し多めに入れて香りが出るまで炒めます。その後細かく切った鶏肉を入れて炒めて、炒め終わったらその後入れる豆腐が浸かる位まで水を入れます。中華包丁は正方形に近い形をしており、豆腐を切るのには適していないのですが、それを手の上で四苦八苦しながら切ると、中国人の友達からはプロフェッショナルだと言われました。中華鍋に豆腐と名前も知らないドイツ料理で使った緑色の葉っぱの残りを刻んで入れて、10分程火にかけてから、片栗粉を混ぜた水を入れて、混ぜて出来上がりです。葉っぱの甘味が唐辛子の辛味を抑えましたが、逆にヘルシーな感じになったと思います。現代の中国のマンションの台所の基本的な構造は日本と変わらないと思います。

中華鍋と中華包丁があるだけです。ドイツ料理の炒め物と持って来たインスタントの味噌汁と一緒に美味しく頂きました。

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