Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

文藻外語大学
2018年10月号 国際学部 K.T

カルチャーショックについて

皆さんは台湾と聞いてどのようなことを思い浮かべるでしょうか?「美味しい物が多い」「人が優しい」などでしょうか? 実際に台湾に旅行に行って来た人もこのような感想が一般的だと思います。これらが全て正しくないとは言いませんが、実際に住むと、そうでない部分に遭遇することが多いです。海外で過ごす上でカルチャーショックは切っても切れない存在だと思います。感じ方は人それぞれですが、多かれ少なかれ感じるものはあると思います。私は以前、提携留学でアメリカに留学していた事があるのですが、その時より圧倒的にカルチャーショックを感じる事が多いです。まずどこの国でも違和感に気付くのは接客態度だと思います。コンビニでもデパートでも、しゃべりながらであったり、店員の作業が終わるのを待ってから会計をしてもらう事が多いです。日本の接客が過剰過ぎるとも思いますが、初めは少し驚きました。地下鉄はまだマシですが、バスやレジ、エレベーターなどは日本のように順番を守る事はあまりないです。エレベーターは早く降りないと次々乗ってくることがあるので大変です笑これらの事は大体想像していたので大丈夫ですが、未だに受け入れられないのが、ゲップと咀嚼音です。もちろん全員ではないのですが、老若男女色んな場所でビックリするぐらい大きな音でゲップをする人をよく見かけます。後、咀嚼音が大きいのも中々受け入れられません、、、 このように書くとマイナスのように聞こえてしまうかもしれませんが、旅行では分からない部分を見られるというのは貴重な経験だと思いますし、逆に知れて良かったのかとも思います。

 

現地の学生、友人について

留学に行く前には色々心配な事が多いと思いますが、その中でも友人が出来るかどうか気になる人も多いと思います。恐らくまず最初に出来る学校の友達はバディだと思います。渡航前に2人のバディのアドレスを貰い、てっきり英語でやり取りするものと思っていたのですが、日本語でのやり取りで驚きました。2人とも日本語学科の生徒でとても流暢な日本語を話し、「そんなフレーズまで知っているの?」と思うぐらい日本語力がすごいです。学校生活や私生活など様々な事についてサポートしてくれる心強い存在です。台湾での生活が落ち着いてからは、たまにご飯を食べに行ったりして情報交換をしています。後は授業でのグループワークや寮で仲良くなったりすることが多いです。先月「中秋節」という祝日があったのですが、その時にはクラスメイトほぼ全員でBBQをしに行きました。なぜ中秋節にBBQをするのかというと、一説によるとBBQソースの会社が「中秋節にBBQを食べよう」と宣伝をしたのが始まりだそうです。日本でも同じような変わった風習がクリスマスにあると説明しようとすると「ケンタッキーでしょ?」とすぐ言われたので、この風習も案外有名なのかもしれません。

自分の寮の部屋では中々集中できないので、大学や足を伸ばして高雄市の図書館で勉強することが多いのですが、皆勉強熱心です。週末に市の図書館に行くと空席が全くない程混雑していて、付近のカフェも満員になるぐらいです。台湾は日本以上に競争が激しいのかなと感じますし、周りの人の姿を見て自分も頑張ろうと思いました。

・留学も後半戦に入りました

新しいセメスターが始まり、もう1か月が経ってしまいました。体感速度が前に比べて物凄く早くなったように感じます。最近感じるのが、果たして英語力がついているのかという不安と焦りです。来てすぐの時は、多少失敗しても挽回できるチャンスはあると考えることも多かったのですが、留学の終わりも少しずつ見えて来た今、英語力だけでなく全体的に「成長しているのかな?」と考えることが多くなりました。