Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東海大學
2012年4月号 経済学部 K.S

◆授業について

華語中心の授業についてですが、1コマ50分の授業に週5回出席します。1日3コマにするか4コマにするかという選択は無くなり、3コマだけになりました。時間帯も人によってバラバラで私の場合は朝8時から出席しています。人によっては午後2時からという場合もあります。クラスは事前に受けたテストに基づいて振り分けられますが、試験にはスピーキングは含まれていないため当然正確な振り分けにはなりません。そのため最初の数回の授業を終え、そのクラスに合わない場合は自分で替えることも出来ます。また授業中の様子を見て、先生から替わるように勧められる場合もあります。私のクラスも最初のうちはかなり移動がありました。

授業は少人数制で1クラス5~7人で構成されています。そのためずっと聴いているだけということはなく授業中は発言をする機会がかなり多いです。授業は一つの教科書を3人の先生が引き継いで進みます。教科書についてですが、私の教科書は日本で習うローマ字表記ピンインと台湾独自の注音符号(ボポモフォと呼ばれることが多い)両方載っています。注音はㄅㄆㄇㄈのように表されます。台湾の学生はこの注音で中国語を習いますが、外国人には難しく多くの人はローマ字ピンインを用います。また上のクラスの教科書にピンインはありません。

東海大学は全体で25単位まで登録することが出来ます。華語中心の単位数が15単位なので残りの10単位は学部の授業を登録することが出来ます。

 

 

◆カルチャーショック

まず誰もが思うことはバイクの多さです。とにかくバイクが多いです。台湾の大学生の大半がバイク持っています。日本ほど電車が各地に行きわたってないため移動にはバイク・バスを利用します。2人乗りをしている人も多く、信号は少なく、歩行者優先という考えもないようで、道路を渡る際はかなり注意が必要です。バイクが多いため道路付近の空気は少し悪いです。そのためバイクに乗る際にマスクをつける人も少なくないです。

もうひとつ、驚いたことは日本の浸透度です。歴史的背景もあり、台湾と日本は密接な関係にあることは知っていましたが、日常生活においてもそれを感じることが出来ます。コンビニへ行けば日本の商品は必ず存在し、飲食店に日本語のメニューがあるお店もあります。またテレビには日本の番組・アニメを流しているチャンネルもあります。また台湾のテレビの多くの番組には字幕がついています。日本のテレビで外国の映画を放送する場合は吹き替えが主ですが、台湾の場合は字幕が主です。台湾人の英語力は比較的高いことにこのテレビも影響しているのかも知れないと個人的に思いました。

 

◆英語を使って交換留学
龍谷大学から東海大学への交換留学は中国語の試験を用いる方法と英語の試験を用いる方法があります。私は後者で中国語は全く駄目でした。華語中心には欧米からの学生も多からずいます。正午に授業が終わるため、そのまま一緒にご飯を食べる機会も多いです。国籍もアメリカやスウェーデン、オランダ、ドイツなどと豊かで、台湾に居ながら様々な国の人と交流することが出来ます。華語中心の生徒はみな外国人です。しかし、大学の英語の授業においては、当り前ですがほぼ全員が台湾人で、自分が留学生であることを改めて実感しました。彼らの英語力は高く、発音も綺麗です。台湾で英語を学ぶことも可能だと思いました。

しかし外へ出ればやはり台湾、使用言語は専ら中国語です。最初のころは英語を使わざるを得ませんでしたが授業に出席、また生活している内に中国語も頭に入ってきて2カ月経った今では簡単な会話が出来るくらいにはなりました。日本からの交換留学生もいるので、日本語に英語に中国語と刺激的な毎日を送っています。