Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東海大學
2011年6月号 国際文化学部 K.Y

 

◆試験のこと

 6月8日に今学期の締めくくりとなる試験がありました。問題の形式は台湾独自のTOPという試験を参考にして作られており、華語中心の生徒は原則全員試験を受けることになっています。この試験の結果で初級・中級・高級に振り分けられ、夏期のクラス分けの参考に使われます。

 主な内容としては、始めにリスニングが30分ほどあり、そのあとには単語、文法、イディオムが出題され、最後には、図や表から読み取る問題、長文読解などが出題されています。試験は筆記試験のみで、口頭試験はありません。また記述式でなく4択式で、試験時間は2時間となっています。試験結果は、翌日すぐに発表されました。

 実はこのテストは台湾に来たばかりのころ、最初のクラス分けが行われたテストと同じ形式です。この約四ヶ月台湾で勉強して、中国語がどの部分がどれだけ伸びたのかが一目でわかるとても大事な試験でした。華語中心のほとんどの人が初級クラスから中級クラス、中級クラスから高級クラスにレベルアップしていました。

 実際にテストを受けて自分がこの四ヶ月で変わった点は、繁体字でずっしり書かれている試験を受けても、以前感じた読みづらさを感じなかったことと、また耳が慣れたことによりリスニングも落ち着いて受けることができました。普段生活していて、他人に誉められない限り自分の中国語が成長したなと感じることはあまりなかったけれども、この試験で自分の悪い点・良い点がはっきりわかって、夏期からの自分の課題が見つかり、目標をはっきり持つことができました。

 

◆余暇の過ごし方


  夜市や台中の伝統的な街並みの町に行ってみたり、おいしい台湾の小吃やデザートをぶらぶら探し歩いたりよくしています。

 そのなかで、お店のおじさんやバスやタクシーの運転手さんなど地元の人と触れ合うことができます。普段あまり聞くことができない台湾語を聞くことができ面白いです。またいろんな看板やメニューから知らない単語と出会うことも多く、かなり勉強になります。

 また、私は授業がない時間を見つけては、言語交換を行っています。教科書には絶対でてこない若者言葉を知ることができるし、台湾独自の行事やタブー、流行りの音楽についてなど台湾事情を知ることもできます。語学力がアップするだけではなく、台湾人と会話することで、よりもっと台湾を身近に感じることができると思います。

 その他には、週1でTA(※学校公認の日本語学科の学生に日本語を教えるバイト)をしたり、休日は華語中心の友達と一緒にバトミントンや水泳をしたり、また旅行に行ったりして過ごしています。

 

◆台湾の夏について


 台湾の夏は紫外線が強く、ジメジメしていてかなり暑いです。夜と朝方は少し肌寒いですが、4月ぐらいから日中は半袖で過ごすことができます。日中少し外出しただけで、サンダル焼けします。そのため、台湾で夏を過ごすには、日焼け止めと日傘は必需品です。

 欧米の人はあまり日に焼けることを気にしないため、日傘や夏に長袖をあまり着ないと聞きますが、台湾人は「あまり焼けたくない!」という日本人の感覚と同じなため、日傘やサングラスをかけている人を日常的に見かけます。

 また夕方から夜にかけては、蚊が大量発生します。特に東海大学の中は木が多く、自然が豊富なので、その時間帯に外で友達と喋るのはかなり危険です。

 先生曰く、台湾の蚊は日本人の新鮮な血を求めているので、台湾人よりも日本人のほうが刺されやすいそうです。台湾の蚊は刺されると、すごく痒くなり赤く腫れ上がり、痕が残りやすいので、女性の方はかなり要注意です。私は台湾に来たばかりのころ、刺されすぎて夜寝付けないことがあったので、ベットに蚊帳を取り付けたり、電気式の蚊取り線香を買ってきたりして刺されるのを防ぎました。