Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東海大學
2011年3月号 国際文化学部 K.Y

◆オリエンテーション

2月16日、台湾に来て二日目の午前はオリエンテーションがあり、授業の開始時間や大学の授業の履修登録の仕方や寮での生活のことなどの説明を受けました。

午後からは授業のクラス分け試験が行われました。このクラス分け試験は、中国語を勉強したことがある人が対象となっており、試験内容は、リスニング、読解、文法で、マークシート式でした。リスニングはそれほど難しくなかったですが、試験がすべて繁体字で書かれており、簡体字しか勉強していなかった私にとっては、取っ付き憎く、少し難しく感じました。

その後、バディを中心に班に分かれ、キャンパスツアーに行きました。バディとは、留学生をサポートしてくれる人たちのことです。日本語を話せるバディは少ないですが、台湾で1年過ごすために必要な居留届の申請や台湾の携帯電話の購入やインターネットの接続、布団の購入まで、私たちの台湾での生活を快適にするために、全力でサポートしてくれる心強い存在です。休日になると一緒に旅行に行ったり、外でバスケやテニスを一緒にしたりと、言葉の壁を越えてみんな仲良しです。

 

◆環境

大学には牧場があり、自然がいっぱいで長閑で落ち着く環境です。また学内専用のバスがあるほどかなり広いです。大学内には銀行や郵便局などもあり、また大学付近にはバス停や病院もあります。15分ほど歩けば夜市もあり、日本のモノを簡単に手に入れることができます。また台湾料理はもちろん、日本料理やイタリア料理なども食べることができます。

寮の近くに食堂もあり、メニューも豊富でおいしく、比較的安いです。寮での生活は4人1部屋で、二段ベッドが2つ、勉強机4つ、クローゼット4つとかなりシンプルな部屋です。私の部屋のルームメイトは3人とも中国人で、みんな親切で毎日楽しく過ごしています。共同生活によりたまにツラくなるときもありますが、スポーツをしたりしてストレス発散しています。ルームメイトのほとんどが中国人や台湾人で、少ないですが韓国人やアメリカ人も寮で一緒に生活しています。トイレとシャワールーム、洗濯機は別のところにあり、全て共同使用となっています。ちなみにキッチンはありません。そのため、食事は毎日外に食べに行くか、お弁当を買ってきて寮で食べるかのどちらかです。たとえ毎日外に食べに行っても、安い値段でおいしいものが食べられるので心配はありません。正直言って寮の部屋は決して綺麗とは言えず、さらに夜の12時になると消灯時間もあるのでその点が難点ですが、コンビニや教室、食堂、バス停からも5分ほどのところにあり、かなり近く立地条件は良いと思います。

街の人々ですが、台中は台北に比べて比較的日本人が少ないため、日本に関心がある人がかなり多いです。そのため街の人から気軽に話しかけてくれるので、東海大学以外の人とも触れ合うことができます。台中の治安は、日本とほとんど変わらないほど良いと思います。もちろん夜市など人混みの多いところではスリに気を付けなければなりません。また台中の天気は変わりやすく、風がとても強いです。3月現在、日中は半袖でもいいと思うくらい暑くなったと思えば、夜は上着を着ても肌寒いと感じるくらい気温差があります。台湾の天気は体調を崩しやすいため、毎朝着ていく服には本当に悩みます。

 

◆台湾の交通ルール

台湾で最も気を付けなければならないことは、交通ルールです。台湾は車優先の社会で運転は非常に荒いです。たとえ自分が青信号で横断歩道を渡っていたとしても、車が曲がって来たら、私たち歩行者はその場で一度止まって、車を優先させなければなりません。

台湾は、バイクの交通量が日本より断然多く、バイクが密集して道路を走っています。そのため、気を抜いていると、夜市など人通りが多い場所でも後ろからぶつけられることもあるようです。そのため常に注意して歩くことが必要です。

台中のバスの運転は非常に荒いので、日本と同じような感覚で、横に一列に並び喋りながら歩くのは非常に危険です。道路を横断する際、恐いからといって、急に走るとバイクや車に轢かれてしまう可能性が高まるので、運転手とアイコンタクトをとりながらゆっくり歩いて渡るのがベストです。またバスなどの交通機関内での飲食は、禁止されています。お年寄りがバスに乗車してきた場合、若者は席を譲らなければならないという観念が日本より強いので、なるべく優先座席には座らないほうがいいと思います。