Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東海大學
2014年7月号 国際文化学部 M.M

試験について

私は必修である華語中心(中国語センター)の中国語の授業と、現地の学生が受講する学部授業の2種類をとっていたので、それぞれについて書きます。  まず、中国語の授業は私のクラスの場合は、中間テストが1か月に1回ほどあり、小テストが週に一度のペースでありました。中間テストは筆記。小テストは聞き取りのテストの時もありましたし、筆記の時もありました。日本であるように期末テスト、期末レポートなどは課されませんでした。中間試験の範囲はかなり広範囲でありましたが、教科書の単語や用法を必死に覚えることで、結果的に日常生活の会話で不意に言葉に出すくらいまで身につかせることができたのでいい機会だったと今では思います。  学部授業は故意的に中国語と日本語の両方を使って授業を進めるものを選びました。私は学部授業を6単位分、現地の文化学習といった意味で台湾習字の3単位分の授業をとっていました。学部授業はそれぞれ授業によってどのような試験課題は異なりました。 台湾映画を見て歴史的考察をする「台湾日語文学」という授業では、自分たちの担当する映画のプレゼンテーション(中国語)が試験となりました。 日本と台湾の時事問題を取り上げて、みんなで考察する「日本国際関係」という授業は日本語でのレポートと、中国語で日本の故郷の文化を台湾の学生にプレゼンテーションすることが試験でした。この授業は日本の国際問題を取り上げている新聞記事を探してきて、毎週レポートをかくことも課題となっていて非常に苦労しました。 ディズニー映画を中国語で見て、それから学べるジェンダー論の歴史についてみんなで考察する「日本資訊專播導論」という授業は期末レポートを日本語で書くことが課題でした。 習字の授業は最後に30字ほどのことわざを清書して学内のコンテストに出すのが期末試験でした。ちなみに私は5位に入賞しました! このように、授業によってさまざまですが基本的には試験は日本で行われているようなものばかりです。問題はそれが中国語であるか、日本語であるかという言語的な違いだけです。今回のテーマである試験とは関係ないですが、台湾でとった学部授業は先生の言っていることを板書するという機会よりもむしろ、学生同士でどういうことなのか考察するといった機会が多くて、とても面白かったです。