Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

同済大学
2015年5月号 経済学部 Y.Y

授業紹介 まず、最初にAクラスからGクラスまでに分割されます。自分のレベルに応じて自らの意志でクラスを選択することができます。F、Gクラス専門的な内容に加えて、授業の進度が早いので相当中国語に自信がある方以外は、あまりお勧めできません。授業内容と進度から考えてC、Dクラスを推奨します。また、一週間以内であればクラスを変更することができるので自分のレベルを考慮した上で判断してください。つぎに、授業方式です。Aクラス以外は、中国語を中国語で説明する授業方式ですので、出国前にリスニング力は鍛えておく必要があります。さらに、授業の項目ですが「ライティング」「読解」「リスニング」「リーディング」の四つあり、どの項目もHSK試験を想定した授業になっているので非常に有効的なプログラムです。これらのプログラムを受講することで、かなりの語学力上達に繋がります。しかし、一番大事なことはネイティブの友達を作りアウトプットの時間をしっかり作ることだと考えています。授業では、インプットする機会が圧倒的に多くアウトプットする機会が極端に少ないので、授業を終えた後どれだけ学習した内容を発信することができるかが、大事であると考えています。それゆえ、中国人の友達との交流にしっかりと時間を割いてください。

文化について 上海に来てから、外国人と接する機会が増えました。彼らと会話を重ねることで、私の文化に対する価値観が少しずつ変化しました。これまで、文化とは体験し理解し染まることが自然であるというが私の考えでした。しかし、中国人個人でも文化の違いが存在しています。それゆえ、日本人である私が理解できるはずがありません。文化とは、体得や学習するものではなく、受容するものではないでしょうか。ここで、私が中国文化について興味深いと感じた例を二つあげます。

一つ目は、中国では映画の中で18歳以下のカップルは必ず最後には破局するというものです。中国では、18歳以下の恋愛が勉強の妨げになるとして、先生が故意に破局させるそうです。そういうことから、映画の中でも18歳以下のカップルは最終的に破局しなければいけないのです。

二つ目は、中国でのセンター試験は、地域によって問題が異なります。それだけではなく、同じ大学でも地域によって合格最低点が違います。この文化は、中国の地域別の教育格差が背景にあります。中国での教育水準トップレベルである上海の子供と教育水準の低い田舎の子供の問題を同じ問題にすると、教育水準の高い上海の子供に有利になるので問題を統一していないそうです。これからも、このような興味深い新たな文化を発見し受け入れていきたいです。