Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

淡江大学
2017年12月号 国際文化学部 K.M

①試験について

今学期も前の学期と同じように、期中考査と期末考査の2つが行われます。期中考査は11月下旬頃に、期末考査トは1月下旬ごろに行われます。期末考査はまだ始まっていないので、既に終わった期中考査について書きたいと思います。私は今学期のほうが履修している授業の数が多いので、その分テストの準備も前学期よりも大変でした。期中考査で一番大変だったのは、華語課程の授業のテストです。週に4回あるうちの一つの授業では3~4分ほどのスピーチテストがあり、そのための文章の準備、さらに文章の暗記をしなければならず、かなり苦戦しました。また、その他の華語課程の授業では作文のテストがあり、テーマがその場で配布されるために事前準備の仕方が難しく大変でした。前学期の華語課程クラスよりテストの内容がさらに難しくなったように思います。

華語課程以外の授業では、私自身授業が完全に聞き取れている訳ではないので、その分一般の台湾人の学生よりは点数が低いということはありますが、言語が変わってもテストの方法にはさほど変わりはないなと思います。また、試験について分からないところは事前に先生に聞きにいけば丁寧に説明してくれますし、留学生ということで特別に対応してくれる先生もいます。

 

 

②八田與一

 

先日、台湾南部にある烏山頭ダムを訪れてきました。このダムは日本統治時代の1930年に完成されたダムで、日本人技師八田與一によって設計され、建設されました。それまで農業に不向きな土地であった嘉南地方は、このダムの建設によって台湾最大の農耕地帯となりました。しかし、この烏山頭ダム、そして八田與一の名前すら日本人にはあまり知られていません。私自身も台湾へ留学に来る機会が無ければきっと知らなかったと思います。台湾人の友だちに聞いてみると皆、八田技師のことを知っているようで、台南出身の子は小学生の時遠足で烏山頭ダムを訪れたそうです。

バス、電車、そしてまたバスに乗り継ぎようやく烏山頭ダムに着き、入り口で入場料を払いようやく中へ入場、土曜日でしたがそれほど混んではいませんでした。中には八田技師含むダム建設関係者が住んでいた宿舎の復元や妻外代樹の銅像、八田技師に関した展示館などがありました。ダムの方に行くと、隅の方にダムを見つめる八田技師の銅像がありました。つい最近、この八田與一の銅像の首を切り落とすという事件があり、すぐに修復されたものの、像の近くまでは行けないようになってしまいましたが、ダムを眺める彼の姿をはっきりと目に焼き付けてきました。像がある付近も数人の団体の観光客がいるだけで、本当にのどかな雰囲気でした。留学に来なかったら、生涯この場所に訪れていなかったかもしれません。霧社に引き続き、日台の歴史に関係がある場所を訪れることができて良かったです。

 

 

烏山頭ダム入り口

八田與一像

ダムの様子