Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

タマサート大学
2016年12月号 経済学部 A.O

①   日本から持ってきてよかったもの

今月でこっちへ留学にきて5ヶ月目に突入しました。そんな私が日本から持ってきて一番よかったなー、と感じているのはSIMフリーのiPhoneです。派遣先の多くの大学では、空港から宿泊先なり大学なりに連れて行ってもらえるピックアップがあると思うのですがタマサート大学にはないので自力で宿泊先へ行く必要がありました。バンコクは世界でも有数の大都市らしいですが電車の発達が十分ではないのでタクシー以外の方法がありませんでした。(バスを数本乗り継ぐ方法もありますが難易度が高く、初めてのバンコク+10日間用の大きなスーツケースを引きずりながら大きなバックパックを背負った二人にはとても非現実的な手段でした)タクシーサービスのカウンターにて宿泊先の住所を書いた紙を渡して、ドライバーに行き先を伝えてもらったのですが車に乗車して15分ぐらい後に、ドライバーが突然「where you go?」と聞いてきました。先ほど渡した紙に住所は書かれているのですが、その場所がどうしてもわからないふりをして全く別の場所へ向かって車を進めたりして料金メーターがひどい数字を指しはじめていたので、SIMカードを入れたiPhoneのグーグルマップを使ってナビをして宿泊先までたどり着くことができました。バンコクのドンムアン空港に着いてすぐにSIMカードを販売しているブースが目についたので1つ購入してインターネット環境を整えていたのですが、この時SIMフリーのiPhoneを持っていてよかったなぁと今でも思える体験の一つでした。その他は特に思いつきません。というのも、バンコクには伊勢丹や日本人街的なエリアがあるので日本のものがたくさん手に入るからです。フリクションボールまで手に入るのには驚きました。また、服装に関してはタイは暑いから半袖半ズボンと考えがちですが、1年通して暑いので虫もたくさんいます。私は虫に噛まれやすく感染症が怖いので長いジーンズを好んでよく履いています。

 

 

②   語学力について

そろそろ留学の折り返し地点です。実際に交換留学で語学力が伸びるものなの?と疑問に思う人も多いですよね。また、留学というと英語圏を思い浮かべる人が多く、非英語圏での留学って実際に何を勉強するの?と思う人もいると思うのでタイにきて5ヶ月の今の自分が感じる語学力の変化と勉強内容ついて述べてみようとおもいます。まずは英語について。意外かもしれませんがタイで英語力は伸びます。特にリスニング力に伸びを感じています。タマサート大学での授業は英語で開講されていて、流暢な英語を話される先生が多いです。テストも中間と期末がしっかりあるので英語の教科書やプリントをたくさん読む必要があり、レポートも書く機会が多いので授業は英語漬けです。アメリカからの留学生が多いので非英語圏のタイに留学していてもネイティブの英語スピーカーと毎日ぐらい会話できます。こちらの留学生活は英語を勉強するのではなく英語が使えるのが前提でタイの社会、宗教、経済などを英語で勉強するので厳しいと感じる時もありますがそのほうが英語力の向上に繋がるのかな、とも思います。次にタイ語についてです。タイに来た当初はまったく何もタイ語を喋れず、タイの雰囲気もつかめてなかったのでどこに行っても観光客扱いされていたのですが現在は最小限レベルのタイ語がかろうじて出来るようになり以前よりスムーズに生活を送れるようになりました。タクシーやバスの運転手の人たちで英語がダメな人も多いので、そういう時は拙いタイ語でもかなり役に立ちます。タイ語で話しかけると料金を安くしてくれたり、タイ語をレクチャーしてくれる等、親切にしてくれる人もいます。こちらへ来て特に真剣にタイ語を勉強しているわけではないのですがやっぱり住んでいると最小限の言葉は身に付くのかなぁとタイ語の向上も実感しています。

 

Chinatown
左:チャイナタウン       右:ワットパクナム