Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

台湾師範大学
2014年9月号 国際文化学部 M.U

 

< カルチャーショックについて>

台湾の文化は日本と似ている部分が多い為、カルチャーショックはほとんど感じていません。強いて言えば、衛生に対する意識が日本人に比べて低いことです。例えば、日本のレストランでは必ずと言っていいほど御手拭きが用意されていますが、台湾のほとんどのレストランで用意されていません。台湾に来る前はレストランで御手拭きが用意されている事を当たり前のように思っていたので少し驚きました。ですので、私は自分で携帯用のアルコール消毒液、若しくはウェットティッシュを持ち歩くようにしています。更に、台湾のお店の中で、よくハエが飛んでいるのを見かけます。台湾には小吃店(=台湾式の軽食屋)が多く、そのほとんどの店の入り口は、営業中常に開いている状態です。また、店内に置いてある小菜(=各自で取りに行く小皿の料理)にはラップや蓋などがしておらず、虫が入ってきやすくなってしまっています。台湾に来たばかりの頃は、このような文化に不安を抱いていましたが、今となってはもう慣れてしまい、あまり気にしていません。実際、台湾に来てから食べ物に当たったことも無く、人間の体は意外と丈夫にできているんだな、と感じています。

 

 

<新学期>

台湾でも9月から新学期が始まりました。私にとって今回の学期は後期課程に当たりますが、他の台湾の学生たちは前期課程の始まりです。学期が変わると同時に新しい交換留学生も沢山入ってきました。私のルームメイトも変わり、今期は日本人2人、中国人1人、カナダ人1人という顔ぶれになりました。台湾に来たばかりの頃は、4人部屋に住むということがストレスになるのではないかと心配していたのですが、今では寝る前にルームメイトたちと自分の国の文化について語り合ったり、わからない問題を教え合ったりする毎日がとても楽しいです。文化の違いで揉める事もなく、またお互いにほどよい距離を保って生活しており、心地良く感じています。

授業面においては、今学期は前学期より師範大学の授業を多く選択しました。前学期は語学力がまだ足りていないという理由で一つしか授業を選択しなかったのですが、今は前学期より語学力が伸びていることや、もっと中国語学習に力を入れたいという気持ちがあった為、今学期は三つの授業を選択しました。三つという数だけ見ると一見楽そうにも見えますが、師範大学の授業はプレゼンや宿題など、授業時間外に行わなければならない課題が多く、語学学校と両立するとかなり負担が大きいです。ですが、今まで中国語の勉強を投げ出したいと思ったことはありません。むしろ、これらの課題をこなして更に中国語力を上げていきたいという気持ちになれるので、今学期も自分のペースで楽しみながら頑張っていきたいと思います。