Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

台湾師範大学
2013年4月号 国際文化学部 H.O

この1年をふり返って

とにかくあっという間の1年でした。去年の夏から台湾に来て、もう二度目の夏が来ようとしています。まず、私は日本で全く中国語を勉強したことが無く、ただ新しい言語を勉強してみたいという漠然とした理由で台湾留学を決めました。台湾に来たばかりの頃は、正直「你好」「謝謝」くらいしか知らないほど、知識ゼロの状態だったので、生活するのがものすごく大変でした。1人で買い物することや電車に乗ることなどに対して、いちいち緊張していた気がします。もちろん最初は全く知り合いなどいなくて、学校が始まるまでが一番苦痛な時期だった気がします。それでもやっぱり学校が始まると語学学校や大学でできた友人たちと出かけるようになってからやっと台湾での生活が楽しいと思えるようになりました。漠然とした理由だけで来てしまった台湾留学ですが、私は全く後悔していません。たくさんの人と出会って、たくさん貴重な経験をして今までで一番充実した期間だったように思います。海外で暮らすことは簡単ではないし、楽しいことばかりではないですが、この留学生活を通して一回り強くなった気がします。留学生活も残りわずかになってしまいましたが、悔いの残らないように日本へ帰れたらいいな、と思います。

 

帰国後どう留学を生かす予定なのか

日本に帰ると、すぐに三回生後期が始まります。就職について真面目に考えなければなりません。やはり、中国語を生かす職に就ければいいな、と考えています。しかし、語学力は使わなければただ衰えていくだけで、意味がありません。なので、帰国後も引き続き中国語を話せる機会を探していけたらと思います。また、留学生活を通して、新しいことにチャレンジすること、新しい環境に飛び込んでみることにあまり抵抗を感じなくなったように思います。何事も恐れず一度でいいからやってみることが大切だと身を以て感じました。そうすることで、視野を広げることができるし、自分には何が向いているのか考えるきっかけにもなりました。なので、留学で培ったこの経験を日本での生活でも生かしていければ、と思います。とにかく、日本に帰った後も、いろんなことに挑戦していけたらな、と思います。

 

人との出会い

最初に述べたように、台湾でたくさんの人に出会いました。今までたったの1年でこんな多くの人に出会ったことはないと思います。この友人たちとの出会いだけでも、私は台湾に来てよかったな、と心から思います。台湾人だけでなく日本人、ここに来ないと一生会わなかったような国の人たちと出会いました。また、年齢も色々、台湾に来た理由も様々です。しかし、みんななんとなく台湾へ来たわけではなくて何かしらの目的、目標があって来た人たちばかりです。そんな人たちと話していく中でたくさん刺激を受けたし、視野を広げることができたと思います。また、色んな人たちから話を聞く中で、将来のことや自分について真面目に考えるようになりました。おそらく日本に居たら、こんな貴重な機会はなかっただろうし、私はここまで本気で自分の将来について深く考えることはなかったと思います。それほど台湾での出会いは私にとって刺激的でした。これまでをふり返ってみると、この留学での一番の収穫だと思います。