Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

台湾師範大学
2012年9月号 国際文化学部 H.O

【オリエンテーションについて】

大学のオリエンテーションが9月3日にあり、語学学校のオリエンテーションは9月4日にありました。大学のオリエンテーションは、中国語と英語の両方で説明を受けました。まず、ビザや注意事項について、授業選択の方法について、保険について、寮についてなどの重要事項についての説明を受けます。そのあと、在学中の交換留学生の話を聞いたり、質問が出来る時間もありました。オリエンテーションがすべて終わった後には、お菓子やお茶などが配られ、交換留学生同士で交流を深めるための時間もありました。また、ビザに関してですが、日本では居留ビザはシングルビザしか取れません。なので、普通はシングルビザをマルチビザに変更するため、現地の移民署へ行かなければならないのですが、後日移民署の方が大学へいらっしゃって、学校で手続きをすることができました。次に、語学学校は入学手続きやレベル分けテストなどは事前に行われ、9月4日にオリエンテーションが行われました。オリエンテーションは、日本留学生向けにすべて日本語で行われました。日本人向けのオリエンテーション終了後には、英語やスペイン語でのオリエンテーションも行われていました。語学学校の紹介やビザ、下宿やアルバイトについて説明を受けたあと、語学学校の学生ボランティアの方に、校内を一通り案内してもらい、最後に教科書を購入して終了しました。

 

【環境について】

私は、最初から大学の寮には入らず、一人暮らしのための家を探す間、約一か月間学校から徒歩10分から15分の日本人経営のゲストハウスで暮らしていました。宿泊者は他にも師範大学への留学生や台湾で働いている日本人の方もいます。もちろん、旅行客として宿泊する方もいました。旅行客の何人かの方とは、意気投合してご飯を一緒に食べに行ったり、マッサージに行ったりもしました。ゲストハウスから学校までの間に限らず、台湾には屋台やレストランが山ほどあるので食事には困りません。日本人の口に合う食べ物も多い上に、とにかく値段が安いです。また、日本食レストランもたくさんありますし、本屋さんに行くと日本のファッション雑誌が山ほど売っていたり、ドラッグストアに入ってみると、シャンプーなどの日用品や化粧品まで日本のもので溢れています。どこへ行っても日本のものが売られているので、生活に不自由することもありません。さらに、MRTと呼ばれる地下鉄は近距離間ならば20元(日本円で約60円)、学生料金で16元(日本円で約48円)です。タクシーもバスも日本より安く、交通の面でも不自由はありません。しかし、トイレや街中は日本ほどきれいではありません。日本以外の国では普通のことかもしれませんが、台湾もトイレットペーパーは流せません。また、道路を走るバイクの量が尋常ではないため、空気も悪く感じます。こっちへ来てから身を以て日本の綺麗さを実感しましたが、台湾は日本人には比較的住みやすい環境のように思います。

 

【物件探しについて】

上でも述べたように、私はゲストハウスに泊まりながら、一人暮らしのための家探しをしていました。自分自身が中国語を流暢に話せるか、日本語が流暢に話せる台湾人の知り合いなどがいれば、物件探しは簡単にできるように思いますが、私はこの留学で初めて中国語を勉強し始めた上に、物件探しの際に通訳になってくれるような友人もいなかったため、日本人を対象とした物件探しの業者さんを通じて物件探しをしていました。台湾で、学生が一人暮らしをするならば、家賃一か月9000元から12000元(日本円で27000円~36000円)ほどの物件が多いそうです。また不動産屋を通じて契約するのではなく、直接大家さんと会って契約します。なので、交渉次第では、家賃を少しまけてくれることもあります。実際に私が契約した物件は家賃が12000元でしたが、大家さんの好意で500元安い11500元で契約することができました。こういった一人暮らし用の物件には、基本的にキッチンはありません。しかし、台湾では、朝昼夜の三食すべてを外食で済ましても、安く済ませることができるのでキッチンがなくても不自由なく生活することができるように思います。また、お風呂はユニットバスが多く、仕切りもありません。日本の物件と比べると、不自由な点が多いかもしれませんが、初めての外国での一人暮らしを満喫したいと思います。