Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

シーナカリンウィロート大学
2018年4月号 国際学部 M.I

カルチャーショックについて

このテーマでいくつかのトピックが思い浮かびますが、その中でも特にこれがカルチャーショックかと感じたことについて書いていこうと思います。一つ目は自動車・バイク優先社会であることです。これは私自身留学へ行く前にタイに行ったことがあったので、交通量が半端ではないことはすでに理解済みであったのですが、留学先の大学に通い始めた時にこれでもかと言うほど歩道を渡ることができませんでした。たとえ歩行者の信号が青に変わったとしても、なかなか止まらない運転手に信号の時間がなんと20秒間だけで、歩行者にはハードでした。またタイ人は信号が赤の場合でも歩行者の人数が集まると前に進み、引かれてしまうのではないかと思うくらいの勢いで渡り出したりと、私には理解できませんでした。最初の頃は怖くて渡るのか渡らないのかモタモタしていたらクラクションを鳴らされることもあったそんな私ですが、今ではちゃんとコツを掴み青でも赤でも堂々と渡れるようになり苦労しなくなりました。二つ目は、大学で常にグループで動くことです。その人数も2人や3人でなく6人から8人などと、日本の大学ではサークルや部活の人たち以外に見ることはほとんどない光景ですが、常に大人数で行動しています。またこれは大学の課題などにも影響してきます。課題はその6人グループでこなすものがよくあります。グループワークに慣れていない日本人からすると、最初はどのように関わっていいのかわからずに困り果てていました。ですがタイ人はものすごく人懐こくて明るい性格の人たちが多いのですぐに笑ってグループワークに混ぜてくれてそこから友達の輪も広がりました。三つ目は、朝の8時と夕方6時に公共の場ではみんなが立ち止まり国歌を歌うことです。たとえ急いでいたり、走っていても全ての行動を打ち切って立ち止まります。初めてこの状況になった時なんのことかわからず戸惑いながらも、周りの人たち全員が立ち止まるのでとりあえず真似して止まっていましたが、本当に時間が止まったのではないかと思うくらいに不思議な現象でした。

 

Happy New Year(Songkran Festival)

タイは日本とは違って2回新年を迎えます。2回目の新年が4月で、この月にはタイでとても有名なお祭りが全国のいろいろな地域で行われます。その名もソンクラーン祭りと言い、別名;水かけ祭りとも言われています。このお祭りは子供から大人まで、又外国人関係なく参加することができソンクラーン祭りが開催される4月12日から17日はみんなで水を掛け合う祭りです。たとえ、道端を歩いていて知らない人からバケツに大量に入った水をかけられたりしてもこの期間だけは決して怒ってはいけません。それがこのお祭りの楽しみの一つだからです。私はこのお祭りの間、学校が休みだったのでパッタヤーとラン島というところに旅行に行きました。パッタヤーでは外国人が多く訪れるところなので、もちろんソンクランも盛り上がっていました。私が止まったホテルの前はとても激しい水の戦争エリアだったので帰り道にタイ人のお姉さんに思いっきり水をかけられ全身ずぶ濡れになりましたがこれもまたいい思い出です。私も水鉄砲を片手にお祭りに参加しましたがとても楽しかったですし、みんながみんな友達のような感覚になりました。