Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2019年5月号 経営学部 T.W

授業紹介

私は初等三級というクラスで授業を受けています。クラスの人数は20人強で、韓国の方が一番多いです。他にはモンゴル、タイ、インドネシア出身の方などがおり、いろいろな国からの留学生と一緒に授業を受けています。年齢層もまちまちで、社会人の方も多いです。

朝の8時から授業が始まり、11時15分に終わる日と、昼休みを挟んで14時30分に終わる日があります。授業は1回45分となっていますが、同じ授業を2コマ連続で受けるので、実質的には90分の授業となっています。

私は4つの授業を受けています。一つ目は读写です。読み書きという意味ですが、日本で受けていた語学の授業とほとんど同じで、新出単語と2、300文字程度の本文を教科書に沿って勉強します。他の教科は週に4回(90分×2回)ですが、この授業は週に8回(90分×4回)と回数が多くなっています。

二つ目は口语です。口语は主に話す練習を目的とした授業です。教科書の本文が会話形式になっており、それを読んで発音を確認したり、他の単語に置き換えてクラスメイト同士で会話練習を行ったりします。

三つ目は听力です。听力は主にリスニングの練習をする授業です。会話文の選択問題や長文の正誤問題、記述問題を教科書に沿って勉強していきます。少々内容は難しいですが、教科書と共に音声の内容が記載された別冊の解答編も配られているので、予・復習でしっかり理解することができます。

四つ目は泛读 です。泛读では長文読解の練習を行います。比較的長い文章がいくつか用意されており、内容が理解できているかを問題を解きながら確認していきます。初級以上のレベルの単語も登場し、文脈から意味を読み取る練習を行えるようになっています。

4つの授業で使われる教科書の内容はある程度共通しており、一つの授業で習った内容が他の教科でも登場するため、学習内容が身に付きやすいと感じています。

中国語で行われる授業に始めは戸惑いましたが、最近は徐々に慣れてきました。他の留学生との交流も授業を通じて行えて、とても刺激になります。

 

外卖について

中国では外卖と呼ばれるデリバリーが発達しており、私もよく利用するようになりました。まず驚くのはデリバリーすることができる料理の豊富さです。外卖は「饿了么」や「美团外卖」というアプリを使って利用するのですが、その中ではピザだけではなく、麺類・火鍋・点心などの中国料理はもちろん、ハンバーガーやスイーツ、さらには牛丼や寿司などの日本料理まで、本当に挙げればきりがないほど様々な料理がデリバリーを受け付けています。というのも、外卖では各地に待機している饿了么や美团外卖の従業員が注文を受け付けた後店舗に料理を取りに行くという仕組みなので、各店舗は配達の作業をする必要がありません。これが様々な店舗がデリバリーのサービスを行える理由ではないかと思います。

また、日本でのデリバリーは普通に外食するより割高になってしまうことが多いと思いますが、外卖を使った場合は外の飲食店で食事をする時とさほど変わりません。お店にもよりますが送料は5元前後で、一度により多く注文すればその分割引してくれるお店がほとんどなので、大人数で注文するとよりお得になります。

アプリ内では、料理が今どういう状況にあるのか(調理中、受け取り中、運搬中など)がわかるようになっており、さらにはGPUで持ってきてくれる人が現在どこにいるかも、アプリ内の地図に表示されます。驚くことに、届けられた後には届ける人の対応がどうだったかを評価するボタンが現れます。常にお客さんに評価される仕組みになっているため、料理の扱いが極端に雑だということもありません。