Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2018年1月号 国際学部 M.I

この留学を振り返って

留学前に何度か海外旅行をしたことがあり、また中国にも来たことがあったのですが、やはり短期滞在と長期滞在ではまったく感じ方が違いました。数日間の旅行では見るもの食べるもの何もかもが新鮮と驚きで溢れていましたが、留学の長期滞在ではそのことにも慣れ、しかも生活の一部として、今では当たり前のことになっているので、この違いは凄く大きいと感じています。そして上海で生活していく上で自分自身の考え方も広くなったと自信を持って言えます。いい意味で上海の方は程よく適当で、最初の頃はこれがストレスに感じていましたが、ポジィティブに考えるようにした結果、段々と受け入れることができ、今ではこれが当たり前になりストレスなく生活しています。偏見なしに一度全部受け入れてポジィティブに考え少しずつ消化させていくのが私に合うスタイルということも改めてわかりました。

留学前も留学後も希望する進路は変わっていませんが、留学先でもある上海で生活していくうちに安心感も出てきて愛着もわいてきて、上海で就職するのも面白そうとまで思うようになりました。また留学生には母国の大学卒業後に語学留学に行く人、休学をして学期ごとに違う都市に留学に行く人、研究生として留学に行く人、などが多く彼らと接していくうちに、今までは就職一本の考えでしたが現在は進学という道も興味が出てきました。また留学先で卒業しそのままその地で就職を目指している学生も多くいました。視野を広げることで今まで見えなかった部分が見えてきて、今後の進路についても改めて考えることができたいい機会になりました。

今回の留学で得たものを挙げるときりがないくらい、たくさん有意義なものを得ました。沢山の方々に支えてもらったからこそ、この一年間の留学がスムーズに有意義に楽しく過ごせました。この留学で得たものを無駄にせず、今後に活かしていきたいと思います。


旅行

一月に実施される期末テストが終わると長期休暇に入ります。帰国するまでの間「貴州」と「海南」に行ってきたので少し紹介したいと思います。

四川の隣にある「貴州」は、少数民族のミャオ族が多く住んでいることで有名で今回の旅行の目的もこのミャオ族の伝統的な村落を見学することでした。ミャオ族の方から直接お話も聞けて、その中でも代々伝わるミャオ族の医学がとても神秘的で印象深く残りました。自然が多く保護されている貴州省おすすめです!


「海南」は中国の一番下に位置する島で、冬になると多くの観光客が避寒にやって来る中国一の避寒地です。海や自然があり南国の雰囲気が漂う場所でゆっくりするのが理想でしたが、観光に来る人が東北地方のパワフルなご年配の方々が大半占めており、少し悔いが残る旅行になりました。地元の方によると秋ごろが比較的観光客が少なく、暑さも和らいでくる時期が一番良いとのことでした。