Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2016年9月号 経営学部 Y.F

余暇の過ごし方

私の留学している上海師範大学では、たっぷりの余暇が留学生に与えられています。というのも基本的には、一日に90分ずつ2コマの実質3時間分の授業しかないからです。留学生の中には余暇の時間をついつい持て余してしまったり、全て遊びに費やしてしまったりする人も少なからず居ます。そのため、上海師範大学では課外活動としてヨガや太極拳、中華料理などの教室が留学生向けに開かれています。課外活動に参加するには受講料もかかりますが、中国の文化に触れられる良いチャンスだと思います。外国人留学生の中にはアルバイトをして余暇を過ごしている人も多いです。しかし、龍谷大学の学生はアルバイト禁止なので注意してください。私の場合は、後期の授業が極端に少なくなってしまったので、余暇は有意義に過ごそうと意気込んでいるところです。有意義な余暇を過ごすために、先日上海書城に行って中国語の書籍を買い込んできました。というのも、後期は中国の学生と一緒に授業を受ける授業ばかりで、留学生たちと一緒に中国語そのものを勉強する機会が減ってしまったからです。中国語の勉強のために、本を読むだけでなく、中国語の映画やドラマ、バラエティなども意識して見るようになりました。これらの媒体だと自分も楽しみながら中国語の勉強ができるので結構おすすめです。余暇の時間は本や映画で結構な時間を取られてしまいますが、自ら進んで中国語に触れて、語学力の向上を目指そうと思っています。また、せっかく上海に来ているので勉強だけではなく、できるだけ多くの名所や美食など中国の文化を堪能しつつ、残り少ない留学生活を悔い無く過ごせたらと思います。

 

夏休み

6月の末から始まった約2ヶ月半の夏休みが終わりました。この2ヶ月半のうち、半分は日本に帰国して半分は中国の東北地方にある遼寧省というところで過ごしました。4ヶ月ぶりに日本に帰った一番の感想は「きれい!!」でした。空気にしろ、街にしろ、人々の心まで綺麗に感じる始末でした。小さい事にもいちいち感動して、本当に待ちわびた帰国だったんだと思います。8月から遼寧省で過ごしていたのですが、一番驚いた事は全く空気が汚染されていなかった事です。北京の空気の悪さは上海の比ではないと聞いていたので、北の方は全て汚染されているものだと勝手に思い込んでいましたが、遼寧省の空の青さには驚かされました。また、日本の蒸し暑い夏とは違って、中国の東北地方の気候はカラッと乾燥している上、緯度も少し高めで比較的過ごしやすかったです。雨も少なく、毎日晴天続きでした。遼寧省に居る期間中は、できるだけ現地の住民と同じ生活リズムで生活していたのですが、現地の中国人は皆早めに寝て朝の6時ごろには既に市場でその日のご飯の食材を選んでいるという生活でした。遼寧省での生活は、奇想天外で新鮮な出来事であふれた発見ばかりの毎日でした。期間中、全然発展していない田舎の方に行く機会があったのですが、そこでもまた驚きの連続でした。道端で牛、ロバ、ヤギ、羊、リス、鶏、アヒルに出会える生活でした。上海での都会の生活でも十分中国の文化には触れられますが、田舎の方に来れば、もっと衝撃的な出会いがたくさんありました。その衝撃に耐えられる自信があるのならばぜひ行ってみて欲しいです。中国の生々しい生活を身をもって体験できます。また、現地で一番よく聞かれたのが「日本と中国、どっちが好き?」という質問でした。とても難しい質問で困りましたが、私は両方好きです。良いところも悪いところもまるごと含めて、どちらも好きだという答えにたどり着きました。みなさんにも中国のことを好きになって帰国できるような留学生活を送ってほしいと願っています。