Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2016年8月号 経営学部 Y.F

・試験について

試験は、前期の約4ヶ月間で計2回ありました。ゴールデンウィークが始まる前の4月末に中間テスト、夏休みが始まる前の6月末に期末テストが行われ、日程はどちらも2日間で組まれました。自分の所属するクラスによって、試験の科目と時間、場所が異なるため、担任の先生が前もってグループチャットや授業の時間を使って伝えてくれます。試験範囲については、日本の大学と同じで、約1週間前から各教科ごとの先生が授業中に伝達する形です。私が試験をしていく中で、一番驚いたのがスピーキングのテストです。スピーキングのテストはどのクラスも担当の先生と生徒が1対1で向かい合って座る、面接のような形式でした。試験内容は、教科書を読んだり、質問に答えたり、与えられた単語で例文を作ったりと、対話をする事で点数がつけられました。このように、先生を目の前にして自分の実力を発揮しないといけない試験形式は初めてだったので、中間テストの時は緊張しました。しかし、試験前の廊下にはスピーキングテストの順番待ちで待機している友達がたくさん居たのでお互いに練習したり、わからないところを補い合ったりするうちに、幾分かリラックスすることができました。また、他のリーディングやリスニング、作文、中国概況などのテストとは違って、スピーキングのテスト勉強は初めてだったので、何をすれば良いのか分からなくて戸惑いました。一応試験前に声に出して教科書を読んでみたり、例文を作る練習をしたりしてみましたが、思いのほか気力と体力を使いました。スピーキングに限った事ではないですが、スピーキングは特に、日頃の授業での成果が反映されやすい科目だと感じました。成績における中間テストと期末テストの割合で言うと、だいたいどの教科も期末テストが占める割合の方が多いので、中間テストであまり良い点数を取れなくても、期末テストで巻き返せる可能性は大いにあるので、中間テストが終わっても気を抜かずに授業に出席することが大事です。というのも、私を含め、中間テストが終わると気が抜けてしまう留学生がたくさんいるからです。授業に出て来なくなる留学生まで居ました。授業を欠席して良い回数も決まっているし、試験より何より授業に参加する事が一番大事だと思っているので、なるべく休まず後期も頑張りたいと思います。

 

・前期を終えて

2月末に上海に来てから6月末の期末試験を終えるまでの約4ヶ月に渡る前期を終えました。一番感じたのは、この4ヶ月間もの凄く早かったということです。授業が始まって、気がつけば中間テスト、期末テストと過ぎて行き、あっという間に夏休みが始まってしまいました。留学に行く前はあんなにはりきって上海に行ったらあれをしようこれをしよう、どこそこに行こうと考えていたのに、いざ留学に来たこの4ヶ月を振り返ってみると、自分が思い描いていたほどには充実していなかったし、もっと時間を有効に活用できたはず、と反省と後悔をするばかりです。私のクラスの授業は月曜日から金曜日まで全て午前中に終わる日程だったので、授業を終えて昼食を食べた後の午後の時間はまるまる空いていました。にもかかわらず、このまるまる余った午後の時間を投げやりに過ごしてしまったような気がします。勉強も、最初は授業の予習をしていたのですが、それもだんだんしなくなり、復習も、試験前になってやっと慌てて始める始末です。私のクラスは宿題が多い方だったので、中国語の勉強はそれなりにしていましたが、十分と言える量ではありません。勉強面でも生活面でも後悔の残る前期となってしまいました。後期こそは充実した留学生活を送りたいです。一方で、このマンスリーレポートを書き上げるのが以前より早くなったことに成長を感じます。以前は、このレポートを書くのが大変で面倒だと思っていましたが、最近では、一ヶ月に一回くらいは書いてやろうという気でいます(笑)でもやっぱり、個人的には他の人のレポートを読むより、自分が実際に見て聞いて体験してほしいと思っています。