Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2015年4月号 国際文化学部 M.K

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・環境について

私が通う上海師範大学は学部ごとの建物の他に運動場、体育館、図書館、食堂がいくつか、他にもスーパーや本屋、さらにネット関係の対応をしてくれるところまでかなり環境が整っています。また留学生中心センターという場所には自習室、卓球、ビリヤード、WiFiも完備してあり、多くの留学生がそこで交流することができます。また他にも希望すればここに通う大学生が中国語を教えてくれる補講授業や(一コマの値段は自分たちで決める)、日本語を専攻する学生とお互いの言語を勉強し合う(無料)こともできます。私は一人の日本語を専攻する中国人学生と知り合うことができ、最近よく時間の合うときに勉強しあったりご飯を食べにいったりしています。

寮について、留学生が住むことのできる寮は3つあります。その中でも私が住んでいる寮は学校から徒歩7分ほど、学校の敷地内にあるわけではないですが受付は24時間対応で清潔感のあるいいところです。私は二人部屋ですが机の位置によってプライベートな空間がちゃんと作られておりシャワーの水圧もよく、快適に過ごしています。また、掃除の方がゴミの回収とベッドメーキングを定期的にしてくれる他に、自炊ができるキッチン、洗濯機もあるので何不自由なく過ごすことができています。

外の環境について、学校の外の道に沿って安くておいしいご飯屋さんがたくさんあるので学生はそこをよく利用します。また近くにバス停があるので基本的に交通手段はバスを使いますが、バスと地下鉄をうまく使うとどこへでも短時間で簡単にでかけることができます。最後に、上海の空気はほとんど悪くないです。マスクは必需品と思っていましたがまだ来て一回も使ったことがないほど問題なく過ごしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・  上海日中友好成人式

中国には成人式がありません。法律では一応18歳が成人と定められていますが、日本のような祝日になるほど大きなイベントとしての成人式は存在しないのです。

もともと、多くの日本人が在住するこの上海で、いろんな事情から日本の成人式に出席できなかった日本人学生たちがきっかけとなり、この上海で成人式をしようという計画をたてたのがこのイベントの始まりだったそうです。成人式という文化がない中国で、20歳になった日本人と中国人の学生を集め、みんなそれぞれが大人としての自覚と抱負をもち、私達世代の目線でこれからの日本と中国の関係を見つめ直す、日本人と中国人が交流する一つの場としてこの企画が存在しています。今回は100人の日本人と100人の中国人が集まりました。大人の方の話を聞いたり、お互いの国の文化をクイズ方式で知ったり、新しい友人をつくるいい機会になりました。今や日中は政治関係で見てもネットなどで見ても決して良好と言える関係ではありませんが、日本の約25倍の広さと約の13倍の人口がいる中国を少しの情報とメディアからだけでは真実だと判断するには限界があります。少なくともここに集まった200人の学生はこれからの日中の関係が少しでも良くなると信じています。将来的に様々な面から支え合える関係になることを期待しこれからも勉学に励むことを改めて決心したそんないい機会になりました。