Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2013年12月号 文学部 R.I

試験について

今学期が終了して、次々と帰国していく友達を眺めているだけで、時の流れの速さを感じてなりません。私は帰国するのが、遅い方なので最後まで見送る側になってしまい、少し寂しいです。

今回で、上海で書くマンスリーレポートは最後となりました。今回のテーマは、試験についてです。今学期私が受けていたクラスは、自分の学力よりも背伸びして受けていたので、しっかり準備をして臨みました。やはり日本人にとっては、漢字がある程度わかる分、読解の試験はレベルが上がったとしても、さほど難しくは感じません。しかし、会話やリスニングは、どうも苦手で、1年間通して苦戦しました。周りをみても、読解が得意なのは、漢字がわかる日本人や韓国人であり、会話やリスニングに関しては、英語圏の留学生が得意な傾向にあります。中国語の発音である、ピンインはすべてローマ字表記なので、英語を話せる人の方が聞き馴染みやすいのかもしれません。実際に漢字は読めないけれども、中国語がぺらぺらな人も多いです

さらに、このレベルになってくると、テストにはHSKの問題が入ってきたりもして、難易度はぐっと上がります。今期のクラスは応用力を伸ばすというテーマがあり、実際教科書にもテストの範囲にも提示されていない問題がでました。


日本へ帰国

信じられないことに、私の留学生活はあと10日程で終わってしまいます。大きなトラブルも怪我もなく帰ることができそうでほっとしています。正直に言うと、私は残れるのであればあと1年でも2年でもここで勉強をしたいと思っています。実際あんまり帰りたくないですし、帰国するという実感がありません。しれっとお別れをした友達も一生会えないようなところに住んでいたりしています。今の時代、離れていても連絡をとれる手段はいくらでもあります。しかしたとえ電話やメール、SNSで繋がっていたとしても会えないというのは少し寂しいのかもしれません。このような書き方しかできないのは、やはり実感がないからだと思います。今の生活がまだ続くであろうという感覚の方が強いです。学期終了前も、今学期で帰る日本人留学生たちも口をそろえて、帰るという実感が湧かないと言っています。それくらいこちらの生活に馴染んでしまっているのかもしれません。たった1年間の留学かもしれません、しかし私たちにとってはすごく実のある1年だったこと思います。中国に留学しようと考えている人がいるのであれば、なにも恐れず、行ってみるべきだと私は思います。きっと思っている以上に収穫があること間違いありません。

しかし、日本食も恋しくなっているもので、帰るのであれば、早速白ごはんとさんま、味噌汁、ほうれん草のおひたし、冷奴のようなべたな晩御飯が食べたいです。