Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2011年3月号 経営学部 M.T

【オリエンテーションについて】

上海師範大学のオリエンテーションは、学生登録やクラス分けの面接・保険料支払い・学校案内・健康診断・ビザ、居留証の延長手続きなど、授業が始まるまでの約1週間の間に重要事項の案内がたくさんあります。特に学生登録や保険料支払い・健康診断・ビザの延長手続きは、これから留学生として過ごすためにとても大事なことです。一番最初に行われる各種登録の日には、今後の重要な予定を書いた予定表や必要な持ち物などが記載されたプリントが配られるので、きちんと確認をしたうえで行動する必要があります。

登録・手続きや健康診断などの重要な場面では、サポートの学生さんや先生、事務員の方が多くいて、困っているとすぐに助けてくれます。説明などは基本的に中国語か英語ですが、中国語も分かりやすく話してくれるので、落ち着いて聞けば大丈夫だと思います。曖昧に返事をしたり聞き流していると、1年留学のはずが半年として登録されてしまったりして、後々面倒なことになるので、分らない内容や間違ってる部分があればすぐに質問してください。また、どうしても話している内容が分らない場合、自分が日本人である事を伝えれば、サポートしている人の中に日本語を話せる人がいるので、その人に助けてもらうこともできます。

また、登録・手続きにはお金がかかるので、あらかじめ空港や銀行などで多めに換金しておいたほうがいいと思います。

 【環境について】

上海師範大学の宿舎の環境は比較的良いと思います。壁が薄く、廊下や隣・上階の声や音が聞こえることや、突然お湯が出なくなるといったトラブルはありますが、それを除けば冷暖房設備やテレビ・冷蔵庫もそろっていますし、毎日部屋の清掃をしてくれる人もいるので、過ごしやすいです。

上海師範大学には留学生をサポートする留学生中心(ISC)という場所があります。ここには談話室や自習室・パソコンルームなどがあり、平日なら自由に利用することができます。またISCの事務室には日本語を話すことができる方がいるので、生活面などで分からないことや困ったことがあれば気軽に相談することができます。

食事や生活に関して言うと、学内やその周辺には食堂や屋台がとても多いので、食事に困ることはありません。また、10分ほど歩いたところには「好又多」という、食品から日用品までほとんどそろっている大型スーパーがあり、その周辺にも電気屋・服屋・コンビニ・食堂などが軒を連ねているので、生活には困らないと思います。

交通に関して言うと、バスの停留所が学校の前にあり、2元で様々な所へ行くことができます。また、学校から一番近い“上海南駅”からだと主要な観光地や市街地に出ることができますし、上海から南方への都市へ行くための新幹線の始終着駅でもあるので、連休などに旅行を考えている人にとっても便利だと思います。

【食べ物・飲み物について】

中華料理。と一言で言っても、中国はとても広いので、各地域によって味が違ったり、その地方独特の食べ物があったりもします。中華料理の中でも上海の料理は“甘い”ことで有名です。料理が特別甘いというわけではないので、上海の料理は比較的日本人の口にあうと思います。ただ、私がびっくりしたのは、飲料がとても甘いことでした。日本でも売っている紅茶やコーヒーがとても甘かったり、お茶は砂糖入りがふつうなので、知らずに購入して驚くこともしばしば・・・。でも、砂糖入りのお茶は日本ではなかなかお目にかかれないので、中国に来た際にはちょっと試してみるのもいいかもしれません。

中国ではあちこちに、屋台や露店、個人経営の料理店・レストランなどがあります。値段も日本と比べるととても安く、気軽にいろんな料理を食べることができます。ただ、中国の料理は油で調理し、仕上げに油をかける。といわれるほど料理にたくさん油を使います。お店などにもよりますが、脂っこい物が苦手な人にとっては少しつらいかもしれません。また、露店や屋台などは衛生面が悪いことが多いので、頻繁に利用することはおすすめしません。生ものや露店で売っている果物にも注意が必要です。

また、中国の水道水は硬水であり、日本ほど整備されていないので、必ずお店でペットボトルのお水を買うようにしてください。

いくつか注意もあげましたが、中国には本当に色々な種類の料理があり、味も様々。あまり過敏にならず、色々な料理を試してみるといいと思います。