Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2018月9月号 国際学部 N.Y

余暇の過ごし方

中国には一年を通して何度か大型連休、祝日があり、夏休みも人民大学の場合7、8月から9月前半にかけて、自由に過ごせる時間がかなりあるといっても過言ではないでしょう。休みの期間を使って、近くは天津(高鉄で半時間ほど)から、遠くは四川まで(寝台列車で20時間強)、様々な地を訪れました。しかし広い中国、四川と一概に言っても、成都、重慶、色達など、たくさんの地域があり、それぞれに違った美しい景色や美味しいものがあるので、一つの地域を回ることですら一週間ではすべてを堪能することは不可能に等しいです。そんな旅行にうってつけの中国ですが、さすがに二ヶ月以上ある休みすべてを旅行に費やすのは、いくら物価や交通費が日本に比べて安い中国といっても、金銭的に無理があります。中国の友人も故郷に帰ることが多く、私の場合は、仲のいい日本人の友人が中国に残っていたことが幸いでした。中国旅行といえば、上海や香港を思い浮かべがちのような気がしますが、北京にも観光にぴったりな場所がかなりあり、景色のきれいな場所も多いです。そこで私の場合は、旅行以外で残った時間は、HSKの準備、九月にあるクラス分けテストの準備、それから北京観光にあてました。気候的にも八月末ごろからはかなり涼しく、空も蒼い日が多く、観光日和が続きました。

 

中華料理について

たくさんの人がご存知のように、中華料理には様々な地域の特色のある料理が多くあります。人民大の近くにも、中关村(中関村)というショッピングモール、スーパー、食事街の一体となった場所があり、全て見切れないほど多くのレストランがたちならんでいます。北京は北京でも、違う地域の料理が存分に味わえる場所で、学校から徒歩15分ということもあり、たくさんの生徒が利用します。今回はそんな多くの中華料理の中でも私の特に好きな中華を紹介します。それは、夏に訪れた四川の料理です。日本でも辛いと有名な四川料理ですが、お店の四川料理は辛さが選べるものが多く、日本人は大体「微辣(普通の辛さの一つ下)」を選びます。そんな四川料理のなかで、やはりおすすめの一つは火鍋です。正直本当に辛く、次の日に腹痛を催すことも多々ありますが、なぜか病みつきになってしまいます。火鍋に入れる具材も、地域によって少しずつ違いがあるそうですが、私が特に気に入ったのは、四川で食べた「现炸酥肉」という具です。細切りの豚肉をクリスプのように揚げたものですが、唐揚げのような雰囲気で、日本人の好きな味ではないかと思います。次に「串串香」という串料理で、菜、肉、練り物、様々なものを串にさし、辛いたれにつけて味を染み込ませたものです。白米とのシンクロ率がトップレベルに高く、北京に帰ってきてからも週に一度のペースで食べています。学校の西門のすぐそばにある、「我在成都等你」という串串香の専門店が私のおすすめです。北京に留学、旅行に来た人にはぜひ食べてみてほしい料理です。