Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2018年9月号 経営学部 N.S

余暇の過ごし方

人民大学ではおよそ2か月半の夏休みがあります。私は北京に来てから1か月に1回はどこか旅行に行っています。夏休みに入ってからはまず7月に台湾に行き、しばらくは北京で観光して8月頭には13日間の四川旅行に行きました。帰ってきてからは2回に分けて母が来たので一緒に観光し、新学期が始まる直前に韓国に飛びました。

四川への旅行中はハプニングの連続でした。まず火车に関していえば、成都までたどり着いたものの西昌行きの火车が運行停止になり、行き先を変更して行った重慶から成都に戻るときも火车の遅れにより駅で6時間も待ち、成都から北京に帰るときも運行停止になってしまい、延期せざるを得ませんでした。他にも予約したゲストハウスが手続きにミスがあってチェックインに時間がかかったり泊まれなかったり、建物一つない道路を延々歩く羽目になったり、峨眉山まで送り迎えしてくれた人の車のワイパーが大雨の中壊れたり、サルを見に行ったのに一匹もいなかったり…。本来の予定とは程遠いスケジュールにはなりましたが、予定になかった重慶は夜景がきれいでとても楽しかったし、おいしい食べ物やかわいいパンダにはしゃいだり。また四川くらい遠くまで来ると北京や日本との違いも多く見られ、現地の人にも助けられトラブルもどうにかすることができ、なんだかんだいい旅になりました。何事も経験です。何か起きても何とかなるものです。北京に戻ってからもまた訳あって一人で韓国旅行に行くことになったりと、思ってもみないことが多々起こる毎日ですが、それも二度とない機会だし、残り半分の留学生活もいろいろな経験をして大切に過ごしたいと思います。

 

料理の辛さ

日本にある辛い料理といえば何を思い浮かべますか。私はすぐに思いつきません。その点中国には多様な辛い料理が存在します。一回の食事に必ず一品は辛い料理があるくらいです。四川料理に代表されるように、中国の南は辛い食べ物が多いです。南地域の夏場の気候は温度と湿度が高く、辛い物を食べて汗をかくことで体温を下げるという狙いがあるからだそうです。四川料理の代表といえば麻婆豆腐や水煮牛肉、宫保鸡丁があげられます。また重慶は火锅の発祥地で、重慶を訪れたときは火锅のお店の数に驚きました。北京の特色料理は辛くないものがほとんどですが、北京には各地域の料理店がたくさんあるので、北京にいても四川料理ややウイグル料理などを食べられます。

中国の料理は日本でいう中華料理と異なる部分が多いと感じます。天津飯はこっちで見たことがありませんし、一般的に餃子というと水餃子を指します。日本の中華料理でも辛いものはそんなにない印象です。中国の辛い料理は一品に使う唐辛子の量が半端ないです。山椒もよく使われます。粒のまま入れるので、噛んでしまうと舌がびりびりします。日本の料理とは辛さの次元が全く違います。中国の辛さに慣れておいしさを知ってしまうと日本での辛さに物足りなくなってしまいそうです。