Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2018年8月号 国際学部 N.Y

試験について

人民大学の試験は、中間テストと期末テストの他に、授業によっては小テストが課されることもあります。中間テストは、6月頭の大型連休が終わった後に、期末テストは学期末の7月末にあります。私のクラスは基本的に教科書から出題されましたが、テストの形態は先生によって異なります。クラスによって、教科によって違うテスト形態ですが、他の外国人学生に比べれば、漢字に親しみのある日本人にとっては頭を悩ませるほどのものではないと感じました。むしろ私のクラスの先生たちは、中間テストで思ったほど点数が取れなかった生徒のために、授業の進行速度を調節したり、期末テストの範囲を早めに終わらせて復習の機会を増やしたりと、かなり生徒のために臨機応変に対応してくれたなという印象を受けました。私は少しそのことで物足りなくも感じましたが、1クラスの人数が少ないとはいえ、マンツーマンではないので仕方のないことだと感じました。余談ですが、来期からはクラスの数がかなり減るそうで、クラスの授業の様子やテストの形態も少し状況が変わりそうです。

夏休みについて

夏休みなどの長期休みになると、短期留学生の受け入れなどの関係で、寮に居られなくなる、あるいは寮費免除の留学先でも寮費が発生したりということがあるようですが、人民大学は事前に申請しておけば、それまでと変わらず寮費免除で滞在することができます。そのため、日本に帰らず中国国内旅行をする生徒が私の周りには多かったです。私は8月上旬に約2週間の四川旅行に行きました。寝台列車のようなコストの比較的安い移動方法で(なかなかに快適です)、ゲストハウスのようなところに泊まりました。日本で2週間の旅行をするのとは比べ物にならないくらい低コストで、広い中国なので2週間四川に滞在しても、四川すべてを見切ることができないほど場所によって雰囲気や民族の違いによる街の風景が違います。帰りや途中の移動手段が前日に運休になったりと、予定がかなり変わり、日程のずれることもありました。日本ではあり得ないなと思うと、すべて新鮮な体験のように思えました。長期休みの他にも休暇は何度かあるので、せっかくの中国滞在を旅行せずに終わらせてしまうのはとても勿体ないように思います。後期の休みもどこかへ旅行へ行こうかと考えています。